みんなのレビューと感想「モズ」（ネタバレ非表示）

民俗学と爽やかさ

民俗学の研究者が、地方の様々な葬送の慣習から事件の謎を紐解く、というミステリ。
といっても、本格ミステリではなく、民俗学を題材にしたライトなミステリと思ってもらえばいいかと思う。
民俗学そのものの扱いも、それほど掘り下げられてはおらず、よく言えばポップだが、物足りなくもある。

私は大学の専攻で民俗学に近いことをやっていたのもあり、題材としては好きであった。

ただ、私の勝手な希望だが、ミステリとして民俗学を扱うならば、やはりそこには、人間のグロテスクな情念や、共同体の無自覚な残酷さ、みたいなものを期待してしまう。
が、よくも悪くも本作のトーンは穏やかで爽やかで、ドロドロしたものがない。
このあたり、好みの問題と言ってしまえばそれまでなのだけれど、この国の忌みや穢れにまつわる風習が、そんなに爽やかであってたまるか、という思いは、引っかかりとして残った。

お葬式の色々

地方の特殊な葬儀の因習や文化が残る場所に出向いて色々なことに巻き込まれるのが大まかなストーリーです。
民俗学が専門のモズ先生と助手の都も結構謎な存在な気がします

驚いた

他の作品がほのぼのだったので読んでみたけど、こんな感じのお話もかかれるんですね。まだちょっと胡散臭い感じだけど。これからどうなるのかな。

面白い

タイトルが気になってよみはじめました。絵のタッチはキレイなので読みやすいです。内容はダークな謎解きで毎回ドキドキする。

おもしろい

まだ読み始めたばかりですが、なかなか奥が深くて、面白い！続きがきになるので、このまま読んでしまうと思います。

この作者の別の作品が大好きなので作者買いしてみました。話がとにかく好きですね。絵もクールな感じが良い。

人情物ですね

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いわゆる人情物語です。でも、葬式を研究するのは、面白いですね。葬式ラブミステリーという感じでしょうか？

独特のタッチ

独特のタッチの物語で、世界観も少し古いが、設定の面白さというか、ありきたりな幽霊冒険モノじゃない作りが、とても興味をそそる。次の物語が気になっていく。

なかなか興味深い設定。各地のお葬式の風習には確かに興味はある。
仏具など、日本には不思議な道具に溢れてる。

民俗学、お葬式とくればミステリーが強いお話なのかなと興味がくすぐられます。面白そう。続きが気になります。