【ネタバレあり】さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポのレビューと感想（4ページ目）

少しわかる

エロい話ではなく、メンタルが少し病んでいる人が日々の普通の生活を送るのがどんなに大変か描かれている。私もパニック障害を抱えながらも20年薬を飲みながらメンタルで会社を休むことなく通い、年に数回は海外旅行に行く。決して仕事も旅行も好きではない。ただ、正社員で長期働いている私、でいたいのと、海外旅行も行ける私、でいたいからだ。仕事から帰って家に着いた時、旅行から帰って家来た時の達成感、それは、普通に生きていることの証。その証は常に母親に向いている。上手くまとめられないが、共感した。

目からウロコ！

50代男性です。
なかなか衝撃のある題名ですね。
キーワードの“さびしすぎて”、“ルポ”から察するに完全なエロ漫画ではないだろうと思いつつ読ませてもらいました。
この作品を20～30代で、いわゆるひきこもり状態にある人達が読んだらどう感じるのでしょうか。
筆者はひきこもりではないけれど、ほぼそれに近い精神状態ではないでしょうか。彼女の中で死ぬメリットが大きくなると意外にも悔しいという思いが紆余曲折ありながら最終的に漫画を描くことで居場所を見付けることができます。ひきこもりは完全に外界との接触を拒否して日々を暮らしています。彼等にとってこの作品が外界への一歩となるヒントを与えてくれるのではないでしょうか。
人間が生きていく上で欠かせない欲、食欲、性欲、睡眠欲。その性欲を自らの意思で28年間拒み続けるとどうなるのか。驚かされました。と、同時に性欲に目覚めた筆者が性行為をする意義について言及します。これは特筆ものです。学校の教科書にも載せてもいいぐらいです。そして、性的なつながりの中でしか生きられなくなる存在のことにも言及しています。それは28年間拒み続けたからこそ気付くことと言えるのではないでしょうか。
親からの独立への動機の一つに性的な事に興味を持ったことだと言及している事にも興味深さを感じました。
この作品からは自傷をするプロセスなど沢山の事を学ばせてもらいました。
筆者の並大抵ではない思いで作品を世に出したことに敬意をします。

エロを求めてはいけない

タイトルでエロさを想像してはいけない

確かにレズ風俗の体験談ではあるが、作者が心の救済を求めた先が風俗であった…そをな感じの内容です。
テクニック云々とかエロサイト的なレポではありません

作者のように心の奥に何かしらの傷を持ってる方には共感や分かることがあると思います。自分だけじゃない、その、傷をいかに癒すかは人によっては違うけれど、どんな形であれ、人は人によって癒されるのだと思った作品です

難しいです

生きづらさを感じた事がある人なら、共感できる部分も多いと思います。
私も20歳前後の頃は、親の期待に応えたいあまり空回ったり、（親が嫌がる）性的なものへの罪悪感が強かったり、そういう子供じみた恐怖を感じていました。
作者さんはそんな自分の殻を破るキッカケに「レズ風俗」を選び、少し前進出来たようで、その点は良かったのではないでしょうか。
しかしまだまだ本当にひとりで立ち上がって生きていけるとは言い難く、その点が精神障害等に理解の無い方からしたら「イライラ」してしまう原因なのかもしれませんね。

レズ風俗関係は7話から

レズ風俗なんてあるの？と期待して読む方がほとんどだと思うので、その新感覚の世界観を知りたい方は7話から読んでみてください。
そういうものがあるんだ〜と軽い気持ちで読み始めましたが割とディープなお話でした。絵は独特でこういうお話にはマッチしてていいなって思いました。
他の方のレビューに甘いだなんだって書いてありますけど、甘くはないと思います。むしろカビさんは、そんな精神的に大変な中でも自分の足で頑張ってきていろんなことを考えていろんな気持ちを抱いて１歩ずつ努力されてきた方のように見受けられます。
プライベートな話をガッツリ公開されているため、そのように思われるかもしれないのですが、そのようなレビューを書いてる方も私生活を全て赤裸々に公開できないと思います。なぜならこれはカビさんが本気で漫画家として生きていく覚悟を持たれたから描けるものだと感じたので。
なかなか普通の人にはこのような覚悟は抱けないです。そこがカビさんの素晴らしい部分的なんだと改めて感じました。

タイトルにもある「レズ風俗レポ」が読みたかったのに長ったらしい鬱話うだうだでうんざり
そもそもなんで大学辞めたのか、なんで鬱になったのか、なんでバイトが辛いのかが書かれてないから同情とかも出来ない、ただの甘えた人間
これが10代ならまだしも30近い大人としてどうなのってイライラします
居場所居場所って居場所に拘ってるみたいだけど、本当職場は学校じゃないしみんな労働してお金稼ぎに来てるのに、休憩外の時給が発生してる時間に頻繁に更衣室で物食べるとか挙げ句すぐ具合悪くて早退、遅刻常習犯の人がいたらそりゃ必要ない人と見なされますよ
てか反省してる感じもなく改善の努力とかする気配もなく私は悪くないって感じでびっくり
そんな人間が職場で居場所求めるのはどうなんだろう

家族もバイトの人達も普通な対応に見えたので作者さんが被害妄想しすぎなだけに見える
この世で一番かわいい自分が一番頑張ってるのに認められなくて居場所も与えられなくて一番かわいそうと言いたいだけの漫画
久しぶりにイライラしました

自分を見つめ直す漫画。

ぼろぼろな状態から少しずつ、自分を取り戻す過程が描かれていて、痛々しくも、「いつの間にか自分をないがしろにしてしまっていた」ことと向き合う過程が興味深い。
自分探しの漫画はたくさんあるが、レズ風俗という、ちょっと変わったジャンルを取り上げているので話題になったような感じもあり、今後の作者の作品を見てみたい気がする。

立ち直りのきっかけは何でも

若くして人生の迷路にハマってしまった作者は、人と関わりたい、ハグされたい一心でレズビアン風俗を申し込む。全てが満たされたわけではないけれど、非日常的な体験が少しづつ効いて一歩を踏み出す事になる。細かく心理描写が説明され同じような状態にある人にも参考になると思う。可愛い絵なのでそれほど暗くもエロくもないです。

作者の半生

タイトルからは、レズ風俗のことを淡々と書いているのかと思いきや、話の大半が筆者の反省についての考察が書かれていたのが意外でした。でも、書かれていた、セッ〇〇は高度のコミニケーションだと言うことや、正しい知識がファンタジー要素によって阻害すれてしまうかもしれないなど、深く考えさせられるところが散見されました。

読んで良かった。

自分は自分の意思で動いていると思ってたけど「人の期待に応えたい自分に動かされてる」っていう表現にものすごく納得しました。
絵も可愛かったし、表現もわかりやすくて面白かったです。