5.0
身分違いの恋
近代日本の、まだ身分差別があった時代の物語。富める者も貧しい者も恋心に素直に生きることが許されず、「家」同士で決められた人と結婚しなくてはならないという切ないお話。
そんな中でも隠し切れない想いが通じ合える奇跡が1話目と2話目のテーマになっていると思います。
3話目は1話目から繋がっていて、世代を超えた、希望に満ちたお話になっています。
現代で自由に恋を出来る環境に感謝です(^^;;
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近代日本の、まだ身分差別があった時代の物語。富める者も貧しい者も恋心に素直に生きることが許されず、「家」同士で決められた人と結婚しなくてはならないという切ないお話。
そんな中でも隠し切れない想いが通じ合える奇跡が1話目と2話目のテーマになっていると思います。
3話目は1話目から繋がっていて、世代を超えた、希望に満ちたお話になっています。
現代で自由に恋を出来る環境に感謝です(^^;;
この作家さんが好きでほとんど読んでいますが、最高傑作じゃないかと思うくらい好きです。お話の背景に矛盾がないし、しっかり作り込んだ話だなと感じます。この作家さんはキャラを大切にしていて、他のお話にもリンクしてそれぞれの生きざまを描いたりしているので、全部読むことをオススメします!
1-9話
主人が主人公のメイドに手を出して、メイドがどこか影のある主人に恋をしてしまうが、婚約者がいて、主人もメイドに惹かれていくけど、、、
ホントに切ない話だった。
誰もが胸に秘めた思いがあって、何をもって報わたとい言えるのか考えさせられた。
最初は傍観者としてただただ物語をおっていましたが、徐々に引き込まれていきました。
身分差の恋にこんな貫き方もあるのだなと、自分が同じ立場だったらどうするだろうと考えながら読み進めることができました。ストーリーがとても良かったです。私もこんな誰かを一心に思いやれる恋ができたらいいな。
自由に恋愛ができる時代に感謝ですね
今でこそ考えられない(いや、一部ではその名残が今もあるのかもしれないけれど)、一昔前の恋愛において、こういうことがあったかもしれないと思うと、胸がきゅーーーっと締め付けられて何とも歯痒く、切なくなりました。。。
一部と二部は、最初から最後まで切なすぎて胸が、というより胃がチリチリする感じでしたが、三部目のお話で救われました。
やっぱりこの作者さんのお話は構成力があって、説得力もあって、すごいなぁと感心するばかりです。
TLのコーナーで、らしくない格調高いジャケットに目を奪われました。
購入して大正解の作品でした。
内容が流石にエロチックで、TLなんですが、それをも忘れさせてくれる絵の秀麗さとストーリーの深さに感動しました。
性描写をもう少し、オブラートに包むように押さえ表現すると、少女漫画の分野でも O.K.なのでは?
時代の束縛の中で、もがきながらも懸命に生きる主人公たちの健気さに人間って、哀しくも愛おしい生き物なのだと教えてくれる作品です。是非、お薦めです。
お屋敷のメイドさんの服、お屋敷の描写、やたら仰々しい若旦那の部屋の内装など、大正ロマンを感じます。お手つきになる女中も確かに居たでしょうし、作中で言及されるようにその後の苦悩もあったんだろうなとしみじみしてしまいました。
主人公の女の子は素直で好感が持てますし、婚約者の女性も大人っぽく理性的で、無駄なストレスを感じることなく読めました。
若旦那の感情の動きをもう少し丁寧に知りたかったです。
元々この作者が好きで読みはじめました。
数話読んだだけですが、もう既に続きが気になって続話購入するところです><
結構エッチですが色んな表情の描写が上手な作者だと思います☆内容も伴っていて、気づかない内にストーリーに引き込まれてしまいます...
禁断の恋?のようにも思いますが、続きを読みたくなる作品で好きです(*^^*)
私的にはさほど好きな絵柄でなかったんですが、読み進むと些細な事は気になりません。
ドラマ展開にドキドキし、心理描写にはうるっとくるくらい感情移入してしまう。この作家さんのストーリーは骨組も人物像の背景までしっかり計算されて描かれてると感じます。
切なさと、狂おしさまで感じるセクシーシーンも、素敵な場面の一つです。
おすすめです!
今作を「切ない」とか「儚い」など、ありきたりの言葉で表現するのは適切では無い。確かに切なくて儚い内容ではあるが、ともすれば、凡庸なシチュエーション、パターンになりそうな設定を掘り下げ、見事な物語に昇華させている。
そして重要なのは、これがTLではないと成立しないという点。作者の力量を大いに感じさせる。