【ネタバレあり】まんがグリム童話 中国鬼女伝のレビューと感想

ドロドロ

呂后の話は沢山の方の作品を読ませて頂いてますがこちらは絵も綺麗ですしグロいとは思いませんでした。呂后は愛妾の髪の毛を全部抜き丸坊主にした後手足を切り落とし舌を切り目をえぐり出し耳には亜鉛を流し込み聞こえなくした後便所に投げ捨てたがセキ夫人は三日生き延びたのち息絶えた。その子供も幼いのに毒薬で死去。初めてその話を聞いた時、人はそんなに残酷になれるものかと度肝をぬかれました。積年の怨みと残された自分の息子を守る為の行為で時代がそうさせたのか？どちらにしても幸せにはなれませんでしたね。胃袋を買うは犠牲になった女性には申し訳ないがそんなまじないがあるなら私も使いたいなどと思ってしまいました。

恨みは恐ろしいと学べる

超残酷。心が綺麗なままだと生き残れないのか。でも、結局、世代交代に勝って我が息子があとを継げたから良かったけど。気の強さがあだとなり、ひどい仕打ちを受けた側室はあそこまでされなきゃいけないなんて、人として頭がおかしいし雑誌過ぎて、結局、旦那さんの冷酷さとかわりないし、それ以上。綺麗な顔を描くが、話は人間の愚かさが描かれていて怖い。

藤田先生大好きで

「行かなかった道」は…分からなくもないです。お金で苦労したくない、と言う気持ちは。でも昔、貧乏だからと振った相手がお金持ちになったからと、今の旦那さんに毒を盛って殺してしまうとか、とんでもない世界です。まぁ、結果振った相手の男性に憎まれてたんで、因果応報って言うやつですかね。

有名な人彘、戚姫の話

有名な話で描き尽くされてきたものだろうがラストがいい。
英雄譚のマンネリが多いこの手のネタ。
この作家の場合女性の悲哀に照明を当てている。
中国の歴史漢籍への愛情がたっぷり伝わってきます。衣裳や調度など最低限の描写でありながらきっちり描かれているのもワクワクする

試し読み

しただけで、既にかなり酷い内容が含まれてます。私は大丈夫な方なので内容が気になるし、まだまだ読み進めてみようと思いますが、残虐系が苦手な方は、とりあえず無料試し読みしてから読まれる事をお勧めします。
因みに絵は綺麗で個性的なので私は好きです。

選ばなかった道　がなかなか衝撃のラスト

自分が選んだ人生であるなら　不平不満を言わず　その中でひたむきに自分の出来ることをして生きて行くのが幸せになる道なのではないでしょうか　昔好きだった人の所に行きたいからって夫を毒殺はだめでしょう！

残酷さもある物語

あたかも中国の古典、歴史を読んでいるようで、面白いです。糟糠之妻は、実在の中国の女帝の物語で、漫画で読むと、迫力がありました。実際にこんなことをしたんだと納得してしまいました。

行かなかった道が面白かったです。後味は悪かったですが。
昔好きだったけど金持ちになったとたんに前の夫が悪い人でもないのに手にかけて幸せになろうとしたら、実は昔好きだった人からは恨まれていた話でした。

怖い

絵がおとなしく地味なのですが、まー内容はエグいです。
でもやられたらやり返さないと自分がやられるしこの時代の女の戦いは残酷になっても仕方がないことなのかな。
少なくともこな絵のお陰で残酷さは軽減されています。

すきです

絵がキレイですきです。
内容は、ハッピーエンドとは限りませんが、終わりかたも嫌いではなく納得出来る終わりかたをするのもすきです。