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猫と、下町
昔ながらの下町の人間関係に、時々現れる現代らしい登場人物。その人物をめぐってのあれこれのなかに、地元の人々のマイペースな、どっしりのんびりした気質が際立ちます。そんな気質を存在感で表現してるのが猫かな。お話のムードはのんびりしていますが、嫌みのないメリハリがあって、飽きさせません。ドキドキハラハラがあるわけではないのに、続きを読みたくなってしまう、不思議に魅力的な作品です。作者さんの人柄かな?
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昔ながらの下町の人間関係に、時々現れる現代らしい登場人物。その人物をめぐってのあれこれのなかに、地元の人々のマイペースな、どっしりのんびりした気質が際立ちます。そんな気質を存在感で表現してるのが猫かな。お話のムードはのんびりしていますが、嫌みのないメリハリがあって、飽きさせません。ドキドキハラハラがあるわけではないのに、続きを読みたくなってしまう、不思議に魅力的な作品です。作者さんの人柄かな?
昭和の下町人情話という感じ。ご近所付き合いとか今時はなかなか稀薄な世の中だから、いいなーと思いました。ほんとにちょっとした問題を抱えている人が但馬家の人や町の人達と過ごしているうちに最後はなんかいい方向にいく、みたいな。猫が主体の話というよりは背景に猫がいるという感じ。実際に猫ってそうだと思うしどんな時も少し離れたそばで寄り添い見守ってくれている。そういった面もある意味リアルに描かれていると思う。猫がメインで活躍する漫画を期待してる人には物足りないかもです。
毎日無料の中にあったので読み始めました。描かれた時期が少し古いのか、画が暗く感じて時々見難いと思う事がありますが、無料で読み続けられるならと思って読んでいってます。
ストーリーは、昔ながらの街の日常を描いてるのでなんて事ない話ばかりですが、猫と人情にほっこりさせられます。気を衒うような話は無いけど、安心して読めます。
取り敢えず、無料分は読み切ってみようと思ってます。
タケがお利口で可愛いです!
猫ってこんなに人間に寄り添っているのか!?と1回目に読んだ時は思いましたが、家で飼っている猫が成長して来たら、タケとそっくりな行動をするので、猫あるあるが描かれていたんだなぁ〜と気付きました。
猫と人間の間の程良い関係と愛が此処には描かれていて、ほのぼのした気持ちに浸れました。
今は少なくなりつつある長屋暮らしとご近所付き合い。街の人は皆顔見知りで、良い意味で他人に興味をもって接するのが基本の温かさに包まれています。そのスタンスは猫に対しても同様で、猫たちも安心して暮らしているのが微笑ましい。ドラマティックな展開ではないけれど、現実もこうであって欲しいと願ってしまう、ほっこりできて、時には涙する事ができる作品です。
ねこを飼っている人は、時々「ねこになりたい」「ねこっいいなぁ…」とねこをうらやましく感じて、あこがれることがあるようです。でも、実際にねこ目線で見てみるとねこも色々大変…毎日、ねこや人間に気遣いしたり、こわい思いや痛い思いもしたり…人間とねこ、両方からの目線で下町の生活や人情にふれられる作品だと思います。
古い木造住宅が建て込んだ下町……路地を歩きまわる野良猫と、そこに暮らす人々。
丁寧に描き込まれた絵柄が、その時代の薫りを運んできてくれて、ついつい無料分を読み進めてしまいます。
品川・青物横丁の様々な人と猫の物語。じんわりと温かな気持ちになれる、そんな作品……ゆっくり大事に見ていこう。
私自身は、こういう長屋的な暮らしは経験は有りませんが、なんだかほのぼのしますね。また、急にこんなに沢山の猫たちに出くわしたら、ちょっと怖いかもしれませんが、こどもの頃から、こうした生活が当たり前なら、楽しいのだろうなぁ、と思います。
最初は登場人物の見分けがつきづらく、淡々としていて、猫がかわいいほかには面白みを感じなかったりのですが、読んでいくうちに味わい深くなってきて、しみじみと人間世界と猫世界の情緒を感じています。1日に2回読めるのもうれしい。
下町の日常に起こるできごとが自然体で描かれてて、特別癒されるってほど柔らかく描かれてるわけではないのに、懐かしい感じで心地よく読み進められます。グロい作品とセットで読んでいる作品の一つです。