【ネタバレあり】グラゼニ～東京ドーム編～のレビューと感想

何があってもあくまでビジネス感覚

“球界の盟主”の球団に移籍した主人公を待ち受けるのは、酷使の末のトミー・ジョン手術であったり、育成契約であったりと、前シリーズにも増して波乱万丈。
しかし、それらも結局損得勘定で乗り切ってしまう逞しさ。
こういうことも、厳しいプロ野球界で生き残るための資質なのだろう。

人気球団

文京モップスに移籍してからの、凡田投手のストーリー。
人気球団での立ち位置や、注目度、チーム事情なんかが細かく取り入れられているのがオモシロイです。
選手やスタッフ、プロ野球を取り巻く人間のグランド以外の駆け引きみ見ものですね。

気になる

球界の盟主「文京モップス」にひょんなことから入団することになってしまった凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)。小さい頃から憧れてきたスター集団! でも選手となって入ってみると……憧れだけではやっていけない超過酷なサバイバルが夏之介を待っていた……!!!!

及第点‼️

ストーリーとしては、育成的ではなく、それなりに完成してる変わったパターンだが、主人公が地味で余り面白くはないと個人的に思いました。

アニメを見てハマり、原作も読んでみたいと思い第一部と並行なこちらも読み始めたのですが、私はスパイダース時代の凡田が好きですね。

本格的

主人公が超人的なピッチャーではなく左サイドスローの技巧派というのがいい。そもそも超人的なピッチャーが出てこない。愛読してます。

一味違う

よくある少年誌の野球漫画とは一味違うと思います。
人間らしい打算というか、そういう部分もあり楽しめます。
主人公も少しひ弱な感じです。

ぼんだ選手がチーム新たにモップスの一員になり、活躍していく伝統あるチームならではの考え方などもあり、ためになります。