ヘルタースケルター

ヘルタースケルター
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あらすじ

ミステリアスな魅力でトップスターに上りつめた“りりこ”。だが、りりこには知られてはならない秘密があった。まばゆい世界の陰で、恐ろしい事件と人々の思惑が絡みあい始める――。豪華キャストとスタッフで実写映画化。第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞作品。鬼才・岡崎京子の、世紀を越えた傑作!

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ユーザーレビュー

  1. 評価:4.000 4.0
    by 匿名希望

    3人の方が「参考になった」と投票しています。

    ヘルタースケルターって…

    ネタバレありのレビューです。表示する

    日本で言うオ*ムに当たるインチキ新興宗教の教祖、チャールズ・マンソンが信者に説いた教えの事だから(内容があまりにも滅茶苦茶な為にヘルタースケルター=しっちゃかめっちゃかとも訳される)、
    そっちのお話かと思いきや、舞台は日本で、全身整形した元デブスのりりこの葛藤や苦しみ、悲しみ、孤独、苛立ち、生まれつき美しい後輩モデルへの妬み嫉み憎しみ、
    りりこをかつて若くて美しかった頃の自分そっくりに整形させた社長の心の闇(過去の美貌を思えば漫画の絵より映画の桃井かおりの方がしっくり来る)
    悪どいやり方で永久に客を掴み大金を巻き上げる整形外科医、
    嫌になる程、負の感情が作品の中を所狭しと渦巻いている
    だが、マネージャーとその彼氏の献身ぶり、妹との姉妹愛など、強くて確固たる絆の温かさに癒される事も出来る
    この作品は、読んでハイ終わりではなく、読み終わった後もずっと頭の中をぐるぐると色んなシーンが浮かび、自分だったらどうするだろう、自分だったらどうすべきなのだろう、と色々考えさせられる
    元々物事を深く考えるタイプの人は勿論、刹那的で深く考える事に慣れていない人達にも、是非この作品を読んでニンゲンの業の深さと愛情の強さをじっくり噛み締めてみて欲しい

  2. 評価:4.000 4.0

    3人の方が「参考になった」と投票しています。

    美への執着!

    女なら美への憧れは誰にでもあるはず。
    でも、一線を踏み外してしまう凶器さがスゴい!
    弱いが上に狂暴にもなる、りりこは、怖くて悲しく見えます。
    これを映画にして、りりこ役にハマり過ぎて体調崩してしまうのも納得。
    エロさより、女の欲望が強く描かれていた様に感じました。
    その後の、りりこが見てみたいです。あれで終わる様な女性ではない様な気がします。

  3. 評価:5.000 5.0
    by 匿名希望

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    世界観がすごい

    流石の岡崎京子さん、世界観がすごいです。やっぱり実写には、あの人しかいませんでしたね!ぴったり。まさにりりこそのもの…。
    単純に、りりこの苦悩だけを描いたのではなく、サスペンスの要素も絡んで来て、どきどきが加速しますね。詩的な言葉も、この世界観を象る魅力のひとつだとおもいます。
    数多い漫画家さんのなかでも、岡崎京子さんはやっぱり、唯一無二の才能なんだと思いました。

  4. 評価:5.000 5.0
    by 真早

    6人の方が「参考になった」と投票しています。

    苦しく重いきらびやかな闇

    絵柄がどうこうとかいう問題ではない
    好みの画風と正反対
    なのに…

    苦しく悲しく重い
    美への憧れを抱く一般大衆のカリス
    マになったりりこ
    でも、りりこ本人は、美への憧れなどという軽いものより、もっと切実な貧困や醜さによる惨めさから逃れたい…誰にも愛されたり注目されることなく無の存在として扱われ続け
    てきた劣等感をぬぐい去りたかっただけなんじゃないか…と思えてくる
    その場にとどまっていることが出来ない心の居場所の無い苦しさ。

    本当の自分が抱いてしまったほのかな恋心、家族への素朴な想いが切ない

    でも、これはハッピーエンドだと私は思った

    りりこの美がニセモノと知っていてもついて来てくれた人生のパートナー達。
    本当に美しいモデルに、ある意味で負けを自覚させた。
    その人たちを傷つけることなく、ただひたすら本能のままに。

    へルタースケルターは、しっちゃかめっちゃかと表現されているけど、ビートルズのその曲を聴いてほしい。
    単なる滅茶苦茶でなく、激情や無我夢中なニュアンスが伝わると思う。

    時々入るナラティブが、電子書籍ならではの効果も出しており、一話も比較的長くて内容も濃い。
    忘れ去られて欲しくない傑作だと思った。

  5. 評価:5.000 5.0

    2人の方が「参考になった」と投票しています。

    りりこのぶっ飛び加減が必見です

    ネタバレありのレビューです。表示する

    何年も前に読んだ作品ですが、映画化したのを機にもう一度読みたいと思っていました。
    りりこは作られた女王様。それが哀れだとも感じます。
    作者の岡崎さんの描く漫画大好きでした。
    もう読めないのかなと思うと寂しいです。

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