【ネタバレあり】BANANA FISHのレビューと感想（3ページ目）

日本の漫画史に残る傑作！！長編なので、初期と後期で大分絵が違いますが、初期はパンク感とスピード感満点で、後期は絵画のような美しさと繊細な心理描写が際立っています。あのラストシーンは何度見ても泣ける。後期途中から、二人が希望に溢れた未来を語る度に、そうではないラストが待っているんだろうな…と漠然と感じていました。アッシュの魂は救われましたが、残された英二は辛すぎ。『光の庭』で、彼を大切に思う人達によって守られ、ほんの僅かずつ歩きだした英二ですが、輝くような笑顔はもう二度と戻らないだろうなぁと思います。何度読み返しても新鮮さを失わない、この作品を生み出してくださってありがとうございます～(感涙)

間違いなく神作品

最近BLにハマり、名作と言われている本作品をやっとアニメでイッキ見したら衝撃の結末にショック＆大号泣。漫画の原作に後日談があると知り、縋るように読みに来ました。光の庭園が続編です。これを読めて良かった。なんとか気持ちを整理することができました。それくらい辛いラストだったので。もちろんアッシュの死は悲しいのですが、英ちゃんが後悔に後悔を重ね、それでも前を向いて生きていることを知れてほんと安心したのです。シンもね。少し気持ちに余裕ができたら漫画を最初から読んでいこうと思います。それくらいアニメで衝撃を受けました…。いろんな社会問題・国際問題が含まれているので、BL好きじゃなくても間違いなくおすすめできる神作品です。

心が囚われる作品

私は、連載当時を知りません。
作者のYASHAのドラマ化されたのに昔はまったことがあるだけ。
ふと、その事を思い出しYASHAの口コミでバナナフィッシュを知り読みました。
正直、30年も40年も昔に描かれたマンガにはまるとは思いませんでした。当時はみんなアメリカに憧れていて、でも、情報も少ない分偏見も多かった時代。
読み始めた最初も「あー、アメリカはゲイが多いとか、今なら通用しない偏見だな」と思いながら読んでいました。
それなのに、気が付いたらはまってしまって、寝る間も惜しんで結局最後まで読んでしまいました。

アッシュは何もかも完璧なのに、それ故えずーっと搾取され続け、心がボロボロだったんですね。こんな人生を望んでいたわけじゃない。アッシュから見た英二は暴力的な支配とは無縁な存在。自分が知らなかっただけで、それが実在することの証明と希望だったのかも。その無垢な存在がアッシュの魂を暖め救ってくれたんだと思います。

心にいつまでもずしりと

残る作品。バナナフィッシュを読んだら元の自分には戻れない。いつまでも心に残ってこの作品に出会う前の自分には戻れないので覚悟を決めてから読んで下さい。感受性が強い方、情緒不安定な方は底なし沼に落ちるか闇堕ち覚悟で！とにかく2人の間のあの世界観が素晴らしい。魂の共有。もちろん作品自体も素晴らしい。誰もあのふたりのジャマしないでお願いだから！読んだら2人の幸せを願わずにはいられなくなります。素晴らしい作品でずっと心の中に残る作品です。とにかく読んでほしい！アニメも見てほしい！
アッシュに恋します確実に。カッコ良すぎる！心がえぐられる。少女漫画とは一線を画している不朽の名作‼️

凄い作品

まだ小学生ぐらいだった当時、コミック誌で連載していたのを読んでいました。目がキラキラな絵柄の恋愛中心の連載の中、独特な絵や物語で他とは一線引く異彩な作品。当時幼かった自分には同性同士の関係の理解も難しくパラパラ読んでいたぐらいだったのに、それでも強烈な印象が残っている。タイトルを聞くと苦く悲しい感情が湧いてくるので、また読んでみたいような読みたくないような…そんな作品でした。

充分な大人になって、時を経てアニメ化されたの見て単行本を読み直して、ようやく作品の真髄を理解したような。男、女など性別関係なく人と人がただ深く思い合う。恋愛を超越した人間愛の作品なんだと。
連載当時は苦く感じたラストも、物語の世界観を理解出来るようになった今なら納得がいく、、そんな大人な作品です。

少女漫画ぽくない古めかしいタッチの絵柄に抵抗なければ是非読み進めてみてください！

ただただ涙

昔友人がすごく好きな漫画にあげていて、でもその時は読まず、それから10年以上たって職場で、マネージャーから勧められて。なんとなく読んでみたら、傑作でした。アニメも見て。そして今は放心で、気づくとアッシュのことを考えていたり。全力の生き様って伝わるんですね。
なんかすごく悔しいけれど、でも遅かれ早かれ多分最期は、変わらなんじゃないかって、あれでよかった、あのタイミングで、って思います。あの瞬間、早すぎることはなかったのかな、いや最期が変わらないなら、もっとまどろみの中で過ごしてほしかった、少しでも取り戻してほしかった、とも思えて。なんとも心が揺さぶられています。

大好きすぎてヤバイ。名作の中の名作と言える漫画の一つです。2018年に万を時してアニメ化されましたがそれも繰り返しみました。
誰よりも強くて頭もきれるのに、ガラスのように繊細でもろいアッシュに、心奪われずにはいられません。モデルとなったリバーフェニックスも好きでしたし、ほんとうにそっくり。
最期は涙がとまらず、尋常じゃない喪失感におそわれます。でもこんなのも、アメリカでは絵空事ではなく、現実にゴロゴロしている話なのかもしれませんね。そういうのも含め、なにか哀しいしこりが残る漫画です。

大好きな作品で高校生の時だったと思いますが初めて読んで最初チンプンカンプンで途中で諦めてしまいましたが
大学生の時に隣の部屋の先輩が持っていて借りて読みました。
ハマりましたね。

孤独だったアッシュに宝物と言ってもいい存在が現れ
それは恋とか愛とか名前をつけることが出来ない存在で
でもその存在が彼の強みでもあり弱みとなっていく。

大切な宝物を不器用にも守りながら色んな相手と闘っていく中で
その宝物を傷付けてしまったことに苦しみ離れることを決心するが
そんな宝物からの手紙で彼は普段ではしないようなミスをし。。。

最後は納得がいかずにいたけれど
やはりハッピーエンドがいいから
でもこの終わりかたが1番良かったのかもと
数年経ってまた読んだ時に思いました。

ぜひ、読んでもらえたらと思います。

友情に憧れた

学生時代にハマり、毎号出る度にハラハラしながら読み進めていました。
アッシュは誰をも惑わす美しい男でありながらその頭脳で苦境を渡り歩いて来た男。
その超人的スキルのスキ無し男が唯一英ちゃんの前でリラックスし、同世代っぽい男の子になれるんですよね。
ある意味女よりよっぽど理解してくれる友人。ショーターは辛かった。
互いを思う思い遣りに何度も泣きました。
ここまで深く相手を思い合える友情はなかなかありません。
また読みたいです。

アッシュ、半端ないって！

大大大大好きな作品です。作家さん天才なので、全て素晴らしいですが、これは本当に凄い。アメリカを知った気になれるし、アメリカに行ってみたいなーとも思うし、アメリカ人になりたい、とも思います(笑)元特殊部隊との攻防は見物です！精神病院を抜け出すシーンもカッコ良くて何度も読み返しました。巻が進む毎に絵がめっちゃカッコ良くなるので、１-２巻で絵がちょっと～と思っている方も、頑張って読んでみて下さい！