3.0
わちゃわちゃ感いっぱいの華流ファンタジー
クールな子持ち親王とやんちゃな王妃の恋?!華流ドラマって、女も男も、無駄に登場人物が美しいのよねー。この作品も然り。そしてストーリーのほうも、いかにも華流って感じの、わちゃわちゃ感いっぱいです。うっかりとばして読もうものなら、話が見えなくなる。真面目に読んでいても、似たような顔の登場人物と漢字の多さと奇天烈な設定で、やっぱり狐につままれたような気になる。う〜ん、さすが華流ファンタジーだ…。
まあ、ざっくりまとめると、縁起直しで占い師に勝手に決められたような?君令儀と平西王秦止の結婚だったけれど、実は、しっかりと結ばれる縁があったというわけですなー。私生児がいる割には、秦止が女性慣れしていなかった理由も、後々分かります。
ただ、そこに辿り着くまでの、長いこと長いこと…「匂わせ」はあまりなく、最終局面で怒涛のように「事実」が判明していきます。そこまで頑張れるなら、読む価値はそれなりにあるかなー?
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