【ネタバレあり】空に続く青のレビューと感想

空に続く青
  • タップ
  • スクロール
  • お役立ち順
  • ネタバレあり
  • 全ての評価
並び順
ネタバレ
その他条件
評価
検索条件変更変更しないで閉じる
  1. 評価:5.000 5.0

    ミステリから来ました。
    突然亡くなられた女性のお兄さんの話です。
    お互いに自立して生活していたら、どんな生活をしていたのかどんな仕事をしていたのか、家族といえど近いようで遠いもの。
    若いのに何故、どうして、という葛藤もある中、とりあえずその後の片付けを担う兄。
    手帳にある言葉や部屋の中の物から少しずつどんな生活を妹が送っていたのか紐解いていくうちに、知らなかった妹さんの姿がどんどん鮮明になってくる。
    年の離れた妹さんが、実は自分をとても慕ってくれていたと知る辺りは切ない限りです。
    明るく強く楽しく精一杯生きた妹さんの人生。それをお兄さんがしっかり把握出来たことが何よりの供養になるのではないでしょうか。
    お兄さんもご家族も、どうかお幸せにと身近な人のように願ってしまいました。

    • 38
  2. 評価:5.000 5.0

    泣きました

    涙が 自然と流れる。先生の作品は ドキドキやワクワクが多いですが、これは 違う。誰にでも起こりうる事。自分でも家族でも 分かっていてもどこか他人事。発見したお友達は悔しいよね。たまたまその日 一緒に居なかったから。お兄さんも 離れていた分だけ何も知らない本当の妹。誰が悪いとかないけど、それぞれ悔しい思いは忘れない。みんなに読んでほしい。

    • 7
  3. 評価:5.000 5.0

    …ただただ、心ふるえる…

    田村先生の作品は、本当に、全て、そう、です。
    一人が出来ることは少ないし、見えるものはだいたいホンの一部だし、思っていることの半分も伝えられないし、自分自身の気持ちさえ分からないことも多いのに、疎遠にしてしまったら、尚更、何も分からないよね。
    お兄さん、早起子の足跡を追えて良かったね。
    とてもとても大切な“心”を思い出せて、本当に良かった。
    これからのお兄さんの人生は、とても深くて豊かなものになる。
    早起子の心と一緒に…

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    とても、とても良いお話

    亡くなった妹の足取りを追いながら、忘れていた大事なこと達に出逢っていく物語。
    「ミステリと言う勿れ」のガロくんと愛珠を思い起こさせる、悲しみと戸惑いを抱えながら、どこか不思議な迷路を辿っていくような…素敵な作品で、いつしかほっこりしつつ涙ぐんでいました。
    田村先生の描く泣き顔は、余計な線がないのにシワひとつ、目の形ひとつ取っても悲しみの度合い、そのひとの気持ちのうちが伝わってくる。
    そこに引き込まれる気がします。
    とても観察力があって、ひとの気持ちの奥を推して知るような優しさに満ちているといつも感動するのですが、今回は特にそう思いました。
    これからも、先生の作品を楽しみに読ませて頂きたいです。
    ほっこり優しい気持ちと、日常の大切さに気づかせてくれてありがとうございました✨

    by saya*
    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    じんわり家族愛

    じんわり温かい涙がでてくる作品です。
    家族は一緒に暮らしていても、わからないことがたくさんありますが、
    離れて暮らす家族のことって、ほんとわからないですよね。
    突然亡くなった年の離れた妹の死後整理をしていく中で、妹の生き方を知っていく兄。
    連絡を取り合わなくても、家族のこと根底にあるんですよね。
    家族に自慢しなくても、自分の納得した生き方をしているんです。
    私の次兄もそうだったなぁと懐かしく思い出しました。
    実家のこと、兄弟姉妹への愛情をあらためて認識させられる良い作品です。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    面白かった!

    年齢も住む場所も離れていると、兄妹と言えども、知らない事だらけ。
    歳の離れた妹の死という、ちょっとショッキングな始まりから、自分の知らなかった妹のいろいろな事柄が見えてくる。
    青という色から連想されるイメージや物も巧く表現に使われていて、田村先生の引き出しの多さに改めて感服致しました。
    年子の姉がいる私は、一緒に住んでいながらも、どこまで知っているのかな…と、ちょっと切なくなりました。もう少し、優しくしてあげようと思います。

    by kozuo
    • 1
  7. 評価:5.000 5.0

    だいすきな作家さんです!!

    タイトルも素敵で、どんなお話なのかな~と読み始めました。爽やかではないスタートでしたが、さてミステリなのか、何か起こるのか…田村先生には驚きと恐怖のどんでん返しも、風刺の効いた、心に刺さるメッセージのお話もあるので、覚悟して読みました!!ちょっと切ない…でもきっと誰も分からないけれど、こうであったのか、知らず思われていたのか、毎日を大切に生きるというのは案外難しいものだと改めて考える事の出来たお話です。
    やはり田村先生の作品は大好きです!!

    by mega283
    • 1
  8. 評価:5.000 5.0

    泣きました。

    さすが田村先生!

    家族と言えども一緒に過ごす時間は有限で、それぞれが独立してからは各々の世界が出来るので益々知らない他人のようで。

    それでもお互いを思いやる気持ちや尊敬や愛情はちゃんと心の底に持っている。

    お兄ちゃんは家族っていいものだな、と思えたから彼女なプロポーズしたのだろう。

    それにしてもかなえちゃん好き。
    こんな友達欲しいなぁ。

    by 乾鶇
    • 3
  9. 評価:4.000 4.0

    静かな物語

    『ミステリと言う勿れ』を読んでいるトコで、同じ作者さんなので読んでみました。
    突然の妹の死が切っ掛けで、改めて妹の事を考えるお話です。
    当たり前のようにずっと存在してるものと思っていた家族だから、深く考えもせずに過ごして来た自分は妹の事をどれだけ知っていたか。
    静かに進むストーリーにじんわり涙が出る作品でした。
    良い作品なので、もう少し深堀りして10話位で読みたかったです。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    知ってもらうって大事

    すっごく良い作品。突然兄妹が亡くなって、疎遠だったから、直後は感情が追いつかなくて冷静でいられる。私も兄が亡くなった直後はそうでした。子供だった、四六時中一緒に過ごした日々を思い出すと、一気に感情が溢れて涙が止まらなくなった。その記憶が蘇りました。お兄ちゃんは妹の生きた日々を、関わった人達に自分の足で動いて、聞いて、生きた足跡を知ってくれて本当に良かったと思います。やっぱり家族っていいな。

    by kp2019
    • 0
ネタバレあり:全ての評価 1 - 10件目/全45件

無料の作品

今すぐ読める!無料漫画コーナー