5.0
パワハラお局にモノ申す!
誠実に仕事に向き合っているのに、お局葛西女史に目をつけられちゃっているヒロイン絵夢。自分が我慢すればいいと思って、黙って彼女の仕事を引き受けちゃうから、ダメなのかな?絵夢と袴田君のジレ恋物語ではありますが、SNSによる誹謗中傷問題、企業のパワハラ問題などもぶっ込んだ、なかなかの意欲作です。
普通はこれだけの要素をぶっ込めば、とっ散らかった印象になることが多いのですが、この作品は見事に伏線回収できている…原作の花咲菊先生、凄いです。袴田君が、どこぞの御曹司で…なんてことはなく、きちんと一社員として問題解決を試みている流れが現実的。そして、初っ端からの「責任をとってプロポーズ」の唐突さも、きちんと納得できる設定の隙のなさ、ああ、全ては絵夢のためだったんだなぁ…と拍手喝采です。
アルファポリスーエタニティの作画陣の中でも、繭果あこ先生の画が大好きだったので、このコミカライズは願ったり叶ったりの大歓迎!画、ストーリーとも、自信をもって星5でお薦めです。
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