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驚くほど自分を卑下する主人公とそんな彼女を溺愛するアルマンド様のお話です。ファデリカが孤児院育ちでしかも精霊の加護を受けていない『色なし』だということで幼い頃から激しい差別を受けて来たため、所詮私なんてこんな扱いでも仕方ないよね〜と最初から諦めているところが(しかも原作付きにありがちな説明口調)だんだんイラッとしてくるけど、詳しいエピソードが明らかになるにつれそれも仕方のないことだったんだと同情せざるを得ません。加えて貴族の三男坊で跡を取る気苦労もなくかと言って財産を食い潰すボンボンでなく騎士として活躍する、逞しい身体を持つイケメンアルマンド様のヘタレっぷりが徐々に明らかになってきて、このカップルどうなっていくの?!と読者をやきもきさせる作品です笑。
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