5.0
作者さま買いです
以前この作者さまのオメガバース物を拝読し、胸が押し潰されるような切ないストーリーに心揺さぶられました。
今作品は子育て物で、4歳の女の子のシンパパである受けは自分の性嗜好を誰にも打ち明ける事なく実母の手を借りて子育てしています。
そこにチャラいわけではないけれど、他人に執着することなく、ゲームのように恋愛を楽しむ攻めが現れ、絆されそうになります。最初は受けを落とすことを目的としていた攻めでしたが、1人の父親であることを優先する受けに逆に落とされてしまいます。
受けも攻めと絡んでいくうちに、自分の性嗜好を受け入れて、もっと良い父親で居られるように前向きに考えを改めていきます。
途中は少し切ないけれど、2人がそれぞれの気持ちに素直になれて良かった。こちらの作者さまにしてはほんわかとした暖かい感じがします。そして何より娘のほなみちゃんが可愛すぎて。。。
彼女がいたからこそ、2人が結ばれた気がします。
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