5.0
完読したどー!
毎日毎日1話ずつ、こつこつ読み進めること264日(−3日)、1年の4分の3の日数を費やして、遂に完読することができました。無料じゃなかったら、決して読もうとは思わなかったであろうこの作品、とんでもない駄作かと思いきや、読めば読むほど気になって、それなりに満足感のある仕上がりです。
もちろん、ツッコミどころは満載です。高麗とか百済とか新羅とか歴史の勉強かーいとか、腐ナムシはいい年した大人なのに、白靴下かーいとか、第3王子ファンソンの嫁さんはどうなったんだーいとか、どうでもいいことから、結局「ユルダ」は何者だったんだーいという根本的なことまで、たっくさんツッコみたい。プリオンナイトに至っては、ロボットアニメかって?ただ、それらにいちいち応えていたら、多分264話では終わらないだろうから、このざっくり惚けた感じがよいのでしょう。
ざっくりしつつも、設定と構成は、それなりにしっかり練られていて、行き当たりばったりに作られた作品ではないと思う。スヒが非業の死を遂げて、サンヒに転生したことも、第1王子ヒョンソクに魔力がなかったことも、すべて意味のある設定で、ラストに繋がっていました。改めて読み返してみると、意外と伏線が張られていたことに気付くはずです。
「聖女の力」は、水戸黄門でいう印籠みたいなもの(←分かる人には、分かる!)、そんなもんで全て解決しちまったんかーいというオチだけれど、「ユルダ」以外はみ〜んな幸せになれる結末です。あまりにも陳腐な予定調和…と片付けないで、ぜひ264話を根気よくお楽しみになることをお勧めします。全話無料のうちが、チャンスでっせー♡
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