5.0
終戦後はよくある話と聞くが、気を紛らわすために兄弟と一緒になるわけでなく、故人のことを思い悲しみは癒えないものだなとしみじみ思った。
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終戦後はよくある話と聞くが、気を紛らわすために兄弟と一緒になるわけでなく、故人のことを思い悲しみは癒えないものだなとしみじみ思った。
その時代、その地域に生きた人でないと分からないような、世の中の雰囲気、人々の醸し出す雰囲気などが、手に取るようにわかりやすく描かれていて、すごいと思いました。
万火子の気持ちが(何に迷っているのか、どうして悩んでいるのか)、わかりにくかったのですが、そのわかりにくさも、現代人と当時の女性との違いなのだろうなと納得しながら読みました。
日本が現在の社会の姿になるまでにはこういう時代を経たのだと、見せてもらえて、とても有意義でした。
とりあえず無料分だけ読もうと思ったら、ストーリーに引き込まれて最後まで読んでしまいました。
切ない話けど、兄・弟・嫁の優しさ、人間らしさに感情移入できて、私は好きな作品でした。
戦後の大変な時代に、それぞれが必死に生きたお話です。
戦後あるあるの話とて他のレビューでありましたが、私は義一さんと、奥様、弟の徳さんに感情移入してしまい、せつなくなりました。方言きついですが、内容深いと思います
違和感はあるけどよくここまで再現したなと感心しました。戦後の混乱で複雑な運命を辿った3人、最後に分かり合えてよかったです。
兄が戦死して弟が兄嫁を自分の妻にするところから始まります。
5話まで読みました。
丁寧に描かれているぶんテンポははやくありませんが、切なさもありいいと思いました
無料分読んでから ネタバレチラッと見ました。
結構批判の声もありましたが
最後まで読んでみましたが こういう終わり方もありだと思いました。
それぞれあるけど 最終的にには 各々幸せを見つけていたと思います。
言葉が地元に近い言葉なので親近感がわいて見出しました。
物語は一昔前だけど、引き込まれて一気に読んでいます♪
亡くなった兄の奥さんとの結婚という、重い話ではありますが、徳馬がうぶで初々しくて可愛らしいのでそこまで重さは感じません。
幸せになれる人達が時代に翻弄されてそれぞれに重荷を負って生きていく。抑えた表情のヒロインの心の奥底の真っ赤に溶けた鉄の様な激情と兄弟の愛とのしがらみ。好みも有るでしょうが、絵もツボにハマりました。他の作品も読みたくなる作家さんです。