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人生至る所に花を見つけられる
盲目の一太郎さんと、若くて既に人生詰んでる感のあるちはやさん。最初は噛み合わないような二人が少しずつ心を通わせていく姿が、なんともいじらしい。底の抜けた靴、すぐ外れる玄関の家、元アル中の話が通じないちはやのお父さん。どうしようも無いちはやの周囲が、一太郎と関わることで、劇的にではないけどほんのりと良い方向に向かっていく過程にホッとさせられます。一太郎さんはハンデキャップこそあれど、そのかわりに他人を無意識のうちに癒せる力があるのでしょうね。
by
匿名希望
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