4.0
手塚治虫漫画賞受賞作品なので大人買いしてみました。現実感アリアリの50代。夫の急病、介護生活、姑コトメと雁字搦めに自分で追い込んでしまうゆりあさん。「父の言葉」は呪いでもあり、彼女の人生の芯にもなっている。それがあるから自分を見失わずに生きていける。そんな彼女だから周りから愛されるのだ。
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手塚治虫漫画賞受賞作品なので大人買いしてみました。現実感アリアリの50代。夫の急病、介護生活、姑コトメと雁字搦めに自分で追い込んでしまうゆりあさん。「父の言葉」は呪いでもあり、彼女の人生の芯にもなっている。それがあるから自分を見失わずに生きていける。そんな彼女だから周りから愛されるのだ。
絵のタッチに、好き嫌いが分かれそうですが、もっと高評価でもいいかなと思いました。ゆりあさんの本音がじっくり描かれていて、全て納得です。
読み始めたばかりです。
ユリアがこの先どんなふうに成長するのか、楽しみですね。
小さい時、男まさりな女の子って、中身は人一倍女の子だったりするんですよね!
介護、パートナーの浮気、コロナ…
ファンタジーではなく、
妙にリアルな設定の作品に四十路のすれたおばさんが
どんな展開も納得して涙して感動できるのは
ゆりあさんはもちろんキャラクター達の背景から描ききった作者さんの力量だと思う。
綺麗な事だけじゃない人生にどう立ち向かうかは永遠のテーマ。ゆりあさんのように生きれたらどんなにいいだろう。それは、大金が手にはいるとかそういうことじゃないっていうのが本当に分かる。
でてくる登場人物たちがみんな好きで
特におばーちゃんとまにが大好き。まにの綺麗な涙に毎回泣かされました。ゆりあさんみたいに育ちそう。
作者さんの漫画にはいつも高齢の同居人がいて、その接し方なんかもいつも密かに好きです。
おばーちゃんが、バレエの発表会でみーがでてきた時にいつも閉じた風な目を(初めて(笑))大きく見開いて喜んでたコマが地味に最高に好きなんです。
いつもこの漫画のなかに入って暮らしたいなって思ってました。私にとって最高の誉め言葉。あの光指す「幸せな夢」のリビングを感じに何度も何度も読み返すと思います。
絵が独特だし、年配の女性目線だし、どういうお話!?って読んだら、初っ端からダンナが男と浮気中に脳梗塞で寝たきりになったり、さらに子ども連れの女も家に一緒に住む事になったら、ダンナの母親がいたり、と、速攻で離婚案件がてんこ盛り。なんでも前向きなゆりあが幸せになれますように!
わたしもしてて、懐かしかった。いいお父さん。手芸の先生になったとこまでしかまだ読んでないけど、絵も素朴ですきだし必ず全部読みたいです
初めは何となく絵のタッチが好きになれず、読んだり読まなかったりとしていたのですが、ゆりあの生い立ちから、ゆりあの旦那が倒れ旦那は友人の一人と考えていたかも知れませんが、飲み屋で知り合った青年は恋愛対象として接していたと、軽いテーマではなくずしりとくる重いテーマにも耐えうる作品はこの絵のタッチがしっくりくると思いました
旦那が倒れた時慌てて現われて、青年から色々聞かされても、取乱さずだからといって、旦那を見限る訳でもなく、常人には中々出来ない達観した
女性だと思いました
私は1個人としてゆりあを尊敬します
こんな出来損ないの旦那のためにゆりあさんは一生懸命家族を守ってきたのかと、泣けないゆりあさんにかわって私が泣いた。小姑に親の介護。愛人に隠し子疑惑。ゴローさんの生き方理解不能。
旦那が倒れて寝たきり状態に。
その場に居合わせた青年のりくは旦那の恋人でゲイ。
経済的な事を考えて、家で介護をする事になるが、介護をりくに手伝わすというゆりあさん。驚きです。
旦那はりく以外にも小山田親子の面倒をみていた事も発覚し、旦那の浮気相手達と同居、共同生活をする事に。
ゆりあさんの寛大さや旦那ゴロさんの人の良さなど、人間愛の深さを知るストーリーでした。
夫婦が長年連れ添っていく内に愛のカタチは変わるけど、お互いを尊重しあってるんだな〜と。
ゆりあさんにも若い彼氏が出来たりしますが、ゆりあさんがなんとも壮大な人なんだろうと思います。
不倫ものは苦手なんですが、苦手な人でも読めるというか、不倫というより人間愛的な内容で思いの外すごいよかったです。
旦那が男の人と不倫中に倒れて寝たきりってなんとも驚く展開ですが、主人公が妙に冷静に受け止めているところ好きです。あと主人公と姑さんのやりとりがリアルで好きです。