5.0
あの光指すリビングに住みたい。
介護、パートナーの浮気、コロナ…
ファンタジーではなく、
妙にリアルな設定の作品に四十路のすれたおばさんが
どんな展開も納得して涙して感動できるのは
ゆりあさんはもちろんキャラクター達の背景から描ききった作者さんの力量だと思う。
綺麗な事だけじゃない人生にどう立ち向かうかは永遠のテーマ。ゆりあさんのように生きれたらどんなにいいだろう。それは、大金が手にはいるとかそういうことじゃないっていうのが本当に分かる。
でてくる登場人物たちがみんな好きで
特におばーちゃんとまにが大好き。まにの綺麗な涙に毎回泣かされました。ゆりあさんみたいに育ちそう。
作者さんの漫画にはいつも高齢の同居人がいて、その接し方なんかもいつも密かに好きです。
おばーちゃんが、バレエの発表会でみーがでてきた時にいつも閉じた風な目を(初めて(笑))大きく見開いて喜んでたコマが地味に最高に好きなんです。
いつもこの漫画のなかに入って暮らしたいなって思ってました。私にとって最高の誉め言葉。あの光指す「幸せな夢」のリビングを感じに何度も何度も読み返すと思います。
- 6