4.0
不思議
不思議な組み合わせだと思ってたら姪だったのね。嫌いな姉のこどもだけど15歳だからと引き取るところかっこよかった✨どうどうとしてて。私の立場だったらできるかなと思ってしまった
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不思議な組み合わせだと思ってたら姪だったのね。嫌いな姉のこどもだけど15歳だからと引き取るところかっこよかった✨どうどうとしてて。私の立場だったらできるかなと思ってしまった
完結したので一気読みしました。
作者はもともとすごく素敵なBL作家の先生ですけど
いろんな人や人間関係が出てきて面白いです。
家族や思春期のトラウマが出てきて読みごたえありました。
傷つけられたくなくて人との距離をとっている小説家。どんな小説家さんにも疑問におもうのは何処からお話しを落としてくるのかな?とくにこの主人公は人間の小説をどこからインスピレーションがくるのだろう?と。平凡な読者の感想です。
事故で亡くなった姉夫婦の15歳の娘朝を引き取った35歳独身の小説家槙生。
不器用な叔母と、素直な姪っ子。
2人の暮らしが丁寧に細やかな表現で描かれます。
誰かと一緒に暮らすってさ、かなりの器用さが必要だよね。歳を重ねてるとさ、なんかわかるわかるって共感できちゃう
描いています。
設定は非日常。というか、誰もが経験するものではないです。血の繋がりはあるとは言え、事故で両親を亡くした姪っ子を勢いで引き取るけれども、実は自分は人と関わるのが苦手って。そうそうお目にかからない案件です。
でも、暮らしそのものは、地に足が着いているというか、地味で、日常の何気ないやりとりやあるあるを丁寧に描いていて、劇的なことは起こらないんだけど、そこがリアルで、なんだか癒されます。
いつの間にか、二人の生活を微笑ましく見守っている自分がいます。
まだ全部は読んでいませんが、今後も読み進めたいです。
朝と槙生、だいぶ寄り添えてはいつつも、お互いの関係になんとなく違和感が残っているのは、やっぱり「朝の母=槙生の姉」のせいなのかな‥
説明とか言葉とか少ないけど、手に取るようにわかるというか感じ取れる。言わなくてもわかるって言ってしまうと薄っぺらいのだけど、そんな感覚。
纏う空気が似ているのかな、この二人は。
こうやって朝ちゃんは守られているんだな、と感じる反面、まきおちゃんもまた、朝ちゃんに感情を動かされ人間らしく過ごせているんだなーと。
良き話。映画化楽しみだなー。
人と上手く馴染めない、一人が好きな小説家の槙生と、高校生になったばかりの朝のギクシャクしながらも、お互い影響され合いながら、変わっていくお話。
小説家だけあって、朝にかける言葉が、一つ一つ心に刺さる。
元々、言葉数の少ない人なので余計何だろうなぁ…
また、ここで良い本見つけたなぁって感じです!
2人の日常生活が淡々と書かれている中で、ここ感動する所でしょ〜と押し付けがましい所がないのが良い。
姉と不仲だった故に、朝の事を愛せないかもしれいと槇生は言っているけど
親戚を盥回しになる事なく朝を引き取った時点でそれは一種の愛だと思う。
優しい言葉をかける事だけが愛じゃない。
思春期真っ只中の高1女子と暮らすのは、きっと実の親でも大変な事。
自分以外の人間と暮らすのが苦手な槇生だから朝に伝えられる事があり
逆に、槇生をよく知らない朝だから槇生に話せる事がある。
この次どうなるの〜と思わせぶりな展開があるわけでは無いのに、次が話が読みたくなる作品だ。