【ネタバレあり】愛して在るのレビューと感想

短編集

サクサク読めちゃいます。
ちょっと不思議というか、影のある感じのお話が多いのかな。
2話目は浮気された挙句、浮気相手が妊娠して振られたものの、そのまま関係を続けている最中に奥さんが亡くなり…子どもに母親が必要だから寄りを戻したいという流れ。でも、ヒロインは別の男性の気を引くために関係を続けていた。そのヒロインのことをずっと好きで気持ちを抑えていた。…というようなあらすじのお話でしたが、最低だな。買って損した。と後悔しました。
後のお話はサラッと読むには良いと思います。

結果がわかりにくい

最近、この作者さんにハマってます。
ですが、今回は不毛な恋愛の末がわかりにくいなと思いました。

人生の節目に父親の事を知りたくなって近づくも、実の父の妻と自分の母の立場の苦しみを目の当たりにしてしまう。
しかも、弟かもしれない人と恋に落ちて…

好きな人を振り向かせる為に、元カレと不倫を続ける主人公。
元カレの奥さんが急逝してしまい…。

好きな人は男が好き。
だけど告白してしまう。
「気持ちには応えられない。だけど、気持ちは受け取る。」？？？

旧家の襖絵を描きに来た画家と母が許されぬ仲に。でも、母が家を出る事を阻止しなくては…10年後、幼なじみによって主人公の秘密が暴かれる。

なんとなくハッピーエンド感がありますが、消化不良でした。

3番目のお話しが好きです。それぞれの思いの矢印がうまく向き合わない感じだけど、別次元のベクトルでなら、お互いを助けあえるような感じの二人がいいな。生徒の思考もわかるなーと頷きながら読みました