5.0
沖田さんの独特な視点
沖田さんの独特な視点で終末期を表現されている感じ。もしかすると、読む人によっては気分を害する人もいるかも知れない。でも、どんな死に方をしたいのか、させたいのかは人それぞれ考え方が違うし、違って当たり前。医療職以外の方って、そういうことを考える機会が絶対的に少ないと思うから、これを読んで、自分はどんな風に死ぬのかなぁ、とか、親や家族をどんな風に死なせてあげたいのかなぁ、と一度考えてみてもいいと思う。
- 25
沖田さんの独特な視点で終末期を表現されている感じ。もしかすると、読む人によっては気分を害する人もいるかも知れない。でも、どんな死に方をしたいのか、させたいのかは人それぞれ考え方が違うし、違って当たり前。医療職以外の方って、そういうことを考える機会が絶対的に少ないと思うから、これを読んで、自分はどんな風に死ぬのかなぁ、とか、親や家族をどんな風に死なせてあげたいのかなぁ、と一度考えてみてもいいと思う。
現在、認知症の両親(特に父)の介護中です。
毎日が試行錯誤で、お互いの毎日が変わらないよう、そんな日々を過ごしています。
お互いが身内だけに、喧嘩すると容赦がなくて、父を馬乗りに押さえ込むような取っ組み合いもしました。
現在はそんな展開にはならないように、解る側が我慢ばかり。
楽しみと言えば、こうしてネットへ漫画を読みに来る。
そこで出会ったお話しです。
沖田さんの漫画は、いつも何かがほっとする。
そして、緩和ケアの方々の心の広さと穏やかさに救われました。
自分の以前の勤務先に似ていて
読むたびに親近感を感じました。
この漫画を読んでいると
働いてる時の患者さんとその家族との
やりとりからだんだんとざっくり
一人一人の人生史が見えてくる感覚が
蘇りたまらないです。
病棟の呼ばれ方や看護師の会話内容に
低評価もあるようですが、
それは職業別のリアルな事情であったり
あるあるだと思うので
こうしてそのまま表現して下さることで
より内容が入ってくる気がします。
沖田さんの漫画は大好きで良く読んでいますが、透明なゆりかごの様に綺麗事では済まされない家族問題や病院内部の事情が浮き彫りに描かれている作品です。沖田さんの作品の魅力の一つに裏表の無いセリフや説明がありますが、今回は「死」というかなり重いテーマなのに何故か共感出来る面が沢山あります。これからの続編が楽しみです!
私も同じ看とり専門の病院で働いてました。が、休みの次の日に出勤したらもうなくなってたりと、それが耐えられずやめてしまいました。
このまんがの看護師さんの気持ちがよくわかります。
認知症の患者さんも、糖尿の方も、食注してる方もたくさんみてきました。
介護の仕事をしてル人間として、最後までよみたいとおもいます。
✕華さんの漫画は、何だか不思議な魅力があって印象に残りますね。絵も簡単そうに見えて、出てくる人の表情などから言いたいことがよく伝わってくる感じです。何といっても、独特の間のとり方が絶妙で、心地よいというか、読むのをやめられなくなるような味があると思います。
ポイントを貯めてできる範囲で課金して、沖田×華さんの作品を読んでいます。綺麗事でごまかさないのが、沖田先生の漫画全体に言える事だと思っています。
(看護師ではありませんが)広い範囲で医療業界に携わる者として、沖田先生のファンとして、亡くなった実父、高齢の実母を持つ者として、この作品と向き合っていきたいです。認知症の患者さんが気持ちにハリをもつと症状がよくなる話も、救いようのない話も、大事に読みたいです。
つくづく看護師さんや医療従事者の方々は大変だなぁ、と思わされますね。私の周りも、看護師の経験のある方が多いのですが(たまたま)色々なタイプの人がいます。そりゃあ人間なんだから当たり前なんですけどね。行っていた高校にその当時、看護科があり、でも実際看護の道に進んだ人は多くなかったり、、、
義実家の祖母が最後はこういう病院にお世話になっていましたが、みんな身体中に管が繋がり、ずっとうめき声をあげてたり、逆にピクリとも動かない人もいたり、、、
看護師さんは日々この状況でお仕事してるのかと思うと感謝せずにはいられないですね。
でも、自分の最後がこんな感じだと想像すると悲しくなります。色々考えさせられました。
沖田先生のシンプルな絵と話の重さが不思議なマッチングをする作品。
ただ、ゆりかごほど心を動かすものはありません。おそらく誰か取材協力者がいるのでは?
緩和ケアで働く人と療養で働く人に話を聞いたのかと思います。そして心を向けた人が亡くなる姿に慣れるためにどこかで一線引かざるを得なかった人たちかと。
だからちぐはぐしてる印象がありました。
緩和ケアで働くと病むスタッフをよく見かけます。触れ合った人が亡くなって平気な人はいません。平気になるように一線引いた末の言葉が一話につながるのだと思います。
透明なゆりかごでは生の物語を、それと対になる死の物語。人の死についてなかなか触れる作品はないだけに興味深く読みました。また、似た環境で働いているので人の死が身近になり、また看護師としての新しい技術が身につくわけではない環境なのでやりきれない気持ちというのは常に持っており、第一話で退職する看護師のことはよく理解できました。
まだ二話しか配信されていませんが続きが気になります。