5.0
そりゃ★5でしょ!
とってもとっても良かった!
最初は表紙の絵が可愛らしいから、もっと単純な先生好き話かと思ったらいい意味で違ってた!
出たしからそれが分かる感じ。さくらと先生の雰囲気で。
さくらが藤春先生に入学当初から一目惚れして、他のイケメン先生には目もくれず。でも本人はそれが好きという気持ちにしばらく気づかなくて。
そこの読んでる側のわかってる感とさくら本人の気持ちのギャップにももどかしさがあって、「それは先生のこと好きなんだよー!」って教えたくなる感じ。
ってゆう無自覚なのに先生に緊張しながら頑張って話しかけようとするところも可愛いし。
そんなさくらに先生も何かを感じてて。このお互いの気持ちの表現が言葉とかでなく表情や風景で表してるところが読み手としても色々考えてしまうし、静かに表現されてる。
文化祭の花火の時の先生もズルくていい!あれ知っててやってるよね。
2人は段々と意識して、先生は先生に達してるのにさくらの誕生日に溢れ出したところがいい!だって先生はずっと先生らしく振る舞ってたのに、えっ、先生?!って超ヤラれたー!!
2年で担任になってクラス写真の時や修学旅行の飛行機も、2人での海の遠出も、甘いのに先生は先生に努めてて。 早く大人になりたいさくらに「ゆっくりでいいよ。待ってるから。」とかって!そんな先生に大人しいさくらも時々強引で、だからこそ海で先生からあの一言を引きだせたかと思うと、展望台で先生はしっかり2人の関係性を締めて。
そんな先生のさくらの卒業式のときの流れは想像より上だったなー。あのご褒美もよかったし、さくらの態度も逆に意外だったけど、あの涙で本当は抑えてたんだと思うと健気だし、先生もつい屁理屈言っちゃうよねー、あの場面であーなっちゃうと。先生も実は待ち焦がれてたんだと思う、さくらの卒業。
あ〜まだ1順しか読んでないけど、また読み返したい。
私も藤くんに惚れちゃいながらさくらの気持ちで読んでました。藤春先生は先生としても何気ない生徒との会話ですらキュンとなる。26歳なのに大人だし。
とてもおススメだし、続編がとても読みたいです。
ぜひ描いてほしいです!!
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