3.0
幸せな遺言に…
主人公のご夫婦は年の差婚でしたが、結婚間もない新婚時期に突然、逝かれるなんて自分自身におきかえたら不安しかないと思いながら読ませていただきました。
死後、待ち受けていたのは想像もつかない事ばかりでしたが、いわゆる悪人と言われるような人では無かったのがせめてもの救いというか…
ドロドロ劇が苦手な私には、ホームドラマ的な感じで読みやすくて良かったかなぁと思います。
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主人公のご夫婦は年の差婚でしたが、結婚間もない新婚時期に突然、逝かれるなんて自分自身におきかえたら不安しかないと思いながら読ませていただきました。
死後、待ち受けていたのは想像もつかない事ばかりでしたが、いわゆる悪人と言われるような人では無かったのがせめてもの救いというか…
ドロドロ劇が苦手な私には、ホームドラマ的な感じで読みやすくて良かったかなぁと思います。
個人的な感想といえば個人的な感想なのですが、好きでも嫌いでもない、単調なありがちな感じがしてしまいました。
たくさん読んだ中で一番好きかも。最後に、遺言も意味が分かるし、答えなんかなく、その後の人生で自分が感じた結果ってとこが深い。
最後まで読みました。主人公の絹子さん、有名作家と結婚して幸せな日々を送るはずが未亡人に。働いて自立する道は選ばず、結婚して専業主婦になれば、という選択しかしてこなかった絹子さんがどうなるのか、気になってというか心配な気持ちにもなり一気に最後まで読みました。
遺言状で絹子さんの名前が出てこないときはどうなるかと思ったけど、一人で生きていけるようにとの事だったのかな。いや、ただ書き換えてなかったからかもだけど。
とにかく周りの人がいい人たちでよかった。
ふわふわと作家の夫に依存して、生きていた女性が、年上の夫に先立たれ、
31才で未亡人になるお話で、これから、若い愛人、隠し子、前妻、前妻の子供、次々とあらわれて、遺言書も愛人の為に書かれていて、主人公どうなる‼
優しい男だと思ったら、ただのだらしない男だったじゃない。
こうも
不利な要因が次々と出てくると
主人公が人生の荒波を
どのようにこえていくのか。
そして
幸せになれるか。
楽しみになりました。
世間からふわふわに見える奥さんが夫の死後どう生きていくのか。
とてもリアルで、どこかでこんな現実がありそう!なんて思わせる作品でした。
最初から最後までノンストップで読みました。
久しぶりに清い涙が出てきた。
羨ましくも考えさせられる作品でした。
年の差婚をしたものの一年半で夫が突然先立ち、男に頼っていきていたような甘ちゃんな31歳の妻は未亡人になります。
夫の前妻や大きくなった子供、愛人などいきなり囲まれて大変な状況になります。
最終的には法律事務所に勤めなんとか自立の一歩を踏み出しますし、夫側の親族ともいい大人の関係を持てます。
特に前妻さん、かっこよかった‼
時給何百円のパート掛け持ちとか水商売に堕ちてまた男に依存するとかなくて本当によかった。
甘ちゃんだけど真面目な女性でよかった。
人生、いつ何時、何が起こるか判らない。経済を担えない若い嫁さん貰ったら、考えてあげないと。結婚届出した時に、そんな昔の遺言書、書き変えなくてはいけなかったね。
淡々としているようで主人公の成長とか心理が上手に描かれています。
変にラブに持って行かず、亡くなった旦那様の身内と輪が広がり、サクセスしていく後味の良いお話でした。
劇的な展開はないはずなのに、何故か目が離せ無くなり、一気に最後まで読んでしまいました。共感できるとこと、出来ないことと、半々って感じです。