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切ない
気持ちと言動が噛み合わず、まわりに誤解されてしまう主人公。その主人公を取り巻く、心に葛藤を抱えながらも、それでも平気な顔して生きている人たち。本人の気持ちなど、所詮他人には分からないですよね。
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気持ちと言動が噛み合わず、まわりに誤解されてしまう主人公。その主人公を取り巻く、心に葛藤を抱えながらも、それでも平気な顔して生きている人たち。本人の気持ちなど、所詮他人には分からないですよね。
あまり期待せずに読んだのですが、序盤でまさかの主人公がしんでしまうという…
素直になれない素直ちゃん。
読み始めは主人公をあまり好きではなかったけど、毎日読むのを楽しみにしている自分が…
人は見た目では分からないけど、大なり小なり悩みがあって幽霊になった主人公に癒されたり背中を押されたり…
本当は生きていてこんな風に皆んなと関われたら良かったのに。
自分も彼女のこと、その場にいたらめんど臭いやつって嫌っていたのかな。
彼女目線で見てみると、悪意があってやってることはなくて、自然に生きてたら勝手に嫌われてゆく・・・こんなしんどいことって無いと思う。腹の中では悪いことを考えていても、上手に隠していい人ぶっている人はいるわけで。でも自分で人生を終えてしまうのは悲しい。残された人にとっても悲しすぎること。
素直ちゃんが自死するところから始まるという衝撃的なスタート。幽霊になってから物語がスタートしていくという今までになかった漫画の展開。新しいしヒューマンドラマであったかいなと思う反面、死ななきゃよかったのにと思う。生きていれば何回だってきっとやり直しができたと思うし、死んだら普通はすべて終わり。漫画の設定上仕方がないことかもしれないけど、納得できないなあ。
最初は、主人公がえっ?!もう亡くなるの?と思いましたが、なるほどそういう形での登場になりました。
最初の方はお話が緩やかに進み、先生の作品が好きな私には、ん?!という感じでしたが。
色んな人間模様が少しづつ描かれていて、とても興味深い内容となってきました。
人間の醜い考え方それもかくさず描かれていてノンフィクションって感じます。
『かろりのつやごと』から飛んできました。
作品の描く世界が全然違っていて、作家さんの世界観、表現の幅の広さに感服しています。
最初は自死からのストーリー展開ってどうなの⁈と思いましたが、読み進むうちに、なるほど生きた人間同士のコミュニケーションだけでは描けない世界があったか、と妙に納得。
作家さんの人間観察や洞察力に唸ります!
暗いスタートから始まり、あっけなく主人公の素直が自殺。助かって展開していくのかと思いきや葬儀のシーン…。えっ、この後どうするんだろうと思ったら、なんと幽霊として登場。30〜50代の奥様方と執着や心残りを成仏(?)させていくのはある種のカタルシスがあるかも。でも、やっぱり素直ちゃん、生きてて欲しかったなあ。なんでもないシーンで涙が止まらなくなる作品。
どんな職場でも起こりえる事で、新しい環境になじむまでは、不安や葛藤いろんな気持ちがあって、なかなか上手く生きれない事あるし、乗り越えていかなくてはダメなんだろうと。そういう事を読んでて共感しました。ヒロインが自死を選んでしまった後、恨みつらみの展開ではない感じなので、続きが気になります。まず無料分を読んで見ようと思います。
序盤で表紙の人物が死んでしまいここからどうやって話が発展するの!?と思ったら・・・想像と全く違う方向性のお話でした笑
ある意味予想を裏切られ気になり続き続きと読み続けましたが、内容が内容だけに後半話が膨らんでいくとも思えず。(私の想像力がないだけですが。)
私の中では暇な時に手に取って読む位置づけでした。
架空の話とはいえ、亡くなった人を悪くいうのは気がひけるが、自分の周りの人に不備があったの❔と聞きたい。読んでいて不愉快になる位 嫌な性格なのに、何故か本気で嫌だとは思いきれない。気持ちのどこかで、自分の中にも同じような醜い心はある事 自覚しているからなのかも。