2.0
漫画業界の事情も、作者の気持ちも分からない読者ですが、あえて好き勝手に意見を書かせてもらいます。
「善悪の屑」から読んでいて、悪人に苦しめられ、法律からもこぼれた被害者を救うカモさんとトラさんのコンビが独特で好きでずっと読んでました。
しかし、国松編が始まってから、というか、話が今までなかった8○3系に触れたあたりから「この漫画家さんは凄く疲れているのでは」とか「最終回が近いのでは」と思ってました。
やはり今回で完結しましたが、余りにあっけないと思いました。最後だからか絵がやけに写実的に描かれてカッコよく見せてはいましたが、作者のやりなげ感が否めない。「カモさんの子供は何故大きくなっていたのか」等の説明もなかったです。
後、気になったのは朝食会です。新しいメンバーに悪人が一人残ってました(加世子と鶴巻ではない人)。カモさんとトラさんのコンビはあくまでも被害者で結成されたグループなのは分かる。朝食会も同じ様な存在だと思っていたので、この展開には驚きました。彼は生きて贖罪をするという設定だったのかなと思いますが、被害者の立場はどうなるのか等々、謎が残る終わり方になったのは非常に残念です。
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