4.0
一度読み始めれば止まらない。
ネットだと細かく途切れて焦らされるので、結局単行本を全巻集めて読みました。
終焉の流れが、一回読んだだけでは解りませんでした。
個人的には、バカ兄が案外マトモになってくれて良かったと思いますが、その転機にまさかBL的な要素が絡んでくるとは思いもよりませんでしたよ。頭が良いが故に抱え込んでしまった父親からの期待による重圧…最後は主人公側に立ってくれて良かった、本当に。
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ネットだと細かく途切れて焦らされるので、結局単行本を全巻集めて読みました。
終焉の流れが、一回読んだだけでは解りませんでした。
個人的には、バカ兄が案外マトモになってくれて良かったと思いますが、その転機にまさかBL的な要素が絡んでくるとは思いもよりませんでしたよ。頭が良いが故に抱え込んでしまった父親からの期待による重圧…最後は主人公側に立ってくれて良かった、本当に。
高校の時に随分と長い間ハマってました。
この作品を雑誌で知った時には既に最終回間近でした。
単行本を揃えて、最終巻では雑誌のものに加筆修正がなされてましたが、
個人的にはしないまま終わってた方が良かったと思います。
どのシーンにも必ず虫が出てきますが、
後半の口から大量の虫を吐き出すシーンはリアルで、
少しグロいですので注意が必要じゃないかと思いました。
相変わらず、毎回気になる展開で話を途切らせてくれるのが凄いです。この作品を読んでいると本当に、恋って人を強くするのか弱くするのか判りませんね。
まだ途中なのであまり多くは語りませんが、結末は国を救う代わりに巫女は玄武に食われて、七星士は死に絶え、斗宿と虚宿だけが魂魄となって現世に残り、父親が犠牲になる未来が解っている中、どんな過程でそうなるのかが非常に大事な作品ですよね。
「BASARA」と同じ時期に読み始めました。「BASARA」と比べると質は劣りますが、忘れられない作品です。
他の読者さんが詳しく解説してますので少し端折ると、涙を誘う場面は大体誰かが死んでます。それ以外で泣く場面といえば、私は鬼宿が蟲毒で操られる場面しかありませんでした。
本の世界と現実を頻繁に行き来する、と言いますが、この主人公は2回しか行き来してません。しかもそのうちの1回は青龍への願いで強制的に帰還させられましたし、その後は願い通り本の中に戻れませんでした。他の人物も理由があって本の中から出てきたのだし、そこで作品を批判するのは間違ってるのではないかと思います。
余談ですが、個人的にトラウマになってる場面はやはり、鬼宿の家族が殺されたシーンですね。原作の二頁に渡る絵が今でも記憶にありますし、アニメでもオリジナルのシーンが挟まれるくらいに大事なシーンです。復讐の意味を考えさせられるので、ここは是非、目を背けずに読んで頂きたいと思います。太一君の言う「これまでより更に厳しく辛い道」には本当に沢山の意味が込められてることを痛感しました。
実は高校か中学の時に、
途中で飽きたのか、当時にしてみれば過激な性描写に後ろめたくなったのか、
読むのを止めた作品でしたが、
今読んでみるとそれほど過激じゃないな、と思いました。
私の感覚が狂ってるだけかもしれませんが、ね。
悪魔もかつて天使の心を持っていたけれど、掟を破って自ら堕ちた。
この話、どこまで本当なのかは解りませんが、
本当にこうだったらいいのにな、と思います。
悪魔はその殆どが怖い異形の容姿をしているのは本当でしょうね。
ただ、天使と悪魔の解説がしてある本の中でも、
肝心のサタンの本当の容姿は定かではありませんので、
こんな風に美形だったらいいな、と色々夢を見させてくれる、
非常に良い作品だと思います。
所詮は女が読む漫画だろ、とお思いの貴方!!
この作品はそんな甘いものではありません。
確かにこの作品の主軸は恋愛です。
でも、それだけじゃないんです!!
この作品が恋愛だけの作品なら、
互いの正体がバレた時点で終わってます。
この作品は、正体がバレてからも長い!!
これは政治の物語です。
王政を廃止して、何故国の代表者を民に選ばせる政治形態になったのか。
戦争は何故醜いのか、何故人を殺してはいけないのか。
人とはどうあるべきなのか、
その理由がすべてこの作品で語られています。
それに加え、自分の運命を左右する相手は恋愛関係とは限らないということを、
この作品で学ぶ人は多いと思います。
そして、最重要人物の一人が、
最後の最後で死んでしまう様が、
何よりも衝撃的です!!
老若男女問わず、今を生きる政治家全員にも、この作品を読んでほしいくらいです。
この作品を、侮るなかれ!!
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