4.0
家族がおかしいということの怖さ
難しい問題に上手く切り込んでいると思います。
やり方が強引だったりしますがフィクションですしね。これくらいしないと発覚するまでは時間がかかるからこれくらいで良いですよ。
私自身も幼少気に離婚がきっかけで親が精神不安になり家庭はめちゃくちゃでした。
それが普通と思ってました過ごし、日常がどんどん薄れていく。
ある時、遠方から来た来客が親に通院するように説得しても一応の家庭はあるので自信があったのでしょう。必要ないと一蹴。
発覚するまでは他人は無関心。もちろん親が健在なら穏便に済まそうとするし、家庭内の問題なので親戚なんかも…
高校で私の精神が限界を迎えたときの親の対応がリアルにこの感じでした。自分を棚にあげて子供がおかしいという。
精神科の先生も患者への興味のなさがリアルですね。本人の問題と放置プレイ(と、感じてしまいました)
子供がおかしくなるのは親にも責任がある。重症化する前に医者を変える。など中々に深い台詞が出てくるので、こうゆう世界があるんだな、と知っておいてほしい作品です。
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