5.0
第1章としては、平凡な父親が娘の危機を知り、人を殺してしまったところから始まる。
しかしその相手が半グレであり、妻と娘の為に何とか隠蔽しようとする。
平凡なサラリーマンではあるが、ミステリーマニアであったので、その知識をいかし半グレたちとの頭脳戦を繰り広げる。
もしかしたら、自分の身にも起こり得るかも!?と父親だったり母親だったり、子供だったりの立場できっと楽しめると思います。
平凡な暴力とは無縁のサラリーマンが、いきなり死体をあそこまで出来るのか?とは思いつつも、家族の為に、そんなことはさせない!と戦う決意をする哲男はカッコイイ父親に思えてくる不思議。
でもやっていることは結構サイコで犯罪です。
そして第2章では、母親の過去も明らかになっていく。
しかしこの辺で哲男の見方がかなり変わっていく。
平凡なサラリーマンだったはずの哲男は、実は母親を助けたヒーローであり、半グレとも接点があったという過去。
あれ。すでに戦っているのね。今回が始めてではなかったのね。
だから自首とか逃げるではなくて戦うという選択肢があったのね。
種明かしにちょっと気持ちが置いてけぼりになりましたが、最後まで見届けたいと思います。
サイコメトラーを読んでいた世代なので絵柄に愛着が湧きます。クニミツも面白かったな~政治の漫画で勉強になりました。
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