へなへなへなちょこさんの投稿一覧

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作品レビュー
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1 - 10件目/全17件

  1. 評価:4.000 4.0

    波瀾万丈すぎるストーリー

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    作品当初、ほぼ無一文で家を出た早梅が金持ちボンボンの壱成に拾われ、達成するとお金をあげる無茶振りゲームを早梅にさせる「あり得ない」展開でスタート。
    壱成の実家である旅館に早梅が入ってからも、壱成の兄が若い頃早梅といい関係だったことが分かるとか、兄のストーカーまがいの女に命を狙われるとか「あり得ない」展開で進む。
    最後まで旅館にまつわる関係者がたくさん登場し、壱成と早梅は互いに好きになり、どんでん返しのある「あり得ない」最後を迎え、早梅は壱成と結ばれる。

    出てくるキャラクターもとても作り込まれていてホロッとくる場面も多々あって、ストーリーの肝は筋が通っていて納得感もある。

    ただ上記の通り「あり得ない」展開が多すぎて
    途中少し気持ちがついていけなくて読むことが疲れてしまう部分があった。最初からイベントを少し詰め込み過ぎているように思う。
    せっかく早梅と壱成の関係性の描写は悪くないのにイベントがごちゃごちゃしていて、とてももったいないと思い☆マイナス1とした。

    「プロミス・シンデレラ」(小学館)はドラマ化も良かったらしく名前をよく聞くようになっていた。
    そして小学館漫画賞少女部門でノミネートされたものの落選し、同じくかなりハマっていた「消えた初恋」(集英社)が受賞した。
    テイストが全く違う2作品だが、ストーリー展開の巧妙さに大きな差があるように思う。派手な「あり得ない」展開を多用され過ぎると、現実感が大きく失われてしまうことがあるからだ。
    なので「消えた初恋」が「プロミス・シンデレラ」を制して受賞したのは必然だと思った。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    新しいカタチの作品に感動

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    俺物語!!を今さらながら読んでいて、同じアルコ先生の作品でレビューの得点が高いことから、最初は毎日無料で読んでいましたが、久しぶりに一気に課金して読んでしまいました。

    カテゴリーとしてはBLにもなるのかもしれませんが、私はBLは一回も手に取ったことはありませんでした。それでも2人の純粋な恋愛にすんなり感情移入出来ましたので、あらゆる世代の男女におすすめの作品です。

    青木くんが戸惑いながらも自分の気持ちに素直になり強くなっていく姿や、井田くんの恋愛を通してより人間らしい表情を見せるようになる姿、そんな2人を温かく見守る姿に感動しました。
    アルコ先生ならではのギャグ要素や、ひねくれ渡先生の最初から最後の最後まで魅せるストーリー展開にひきつけられました。

    気持ちが落ち込んでいる時にこの作品に出会い、笑ったりハラハラしながら癒されることができ、本当に良かったです。
    近年の別冊マーガレットはすごいですね。どの作品も粒ぞろいですが、この作品には改めていい意味で裏切られました。

    青木と井田の2人だけでなく、橋下さんやあっくん、大人たちなど周りのキャラクターも個性的で温かくて、私もこうありたいと思いました。
    終わってしまったのが寂しすぎるので、ぜひ青木と井田の大学生活やその後の人生も続編としていつか出してください。またすぐに課金して読んでしまうと思いますw

    • 0
  3. 評価:2.000 2.0

    いいマンガは山ほどあるのになぜドラマ化?

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    ドラマの大ヒットは知っていましたが、原作を読むのは初めてでした。

    いくらお金持ちの高校の生徒でも、ディスコに繰り出して女遊びするとか、F4や全校生徒がよってたかって暴力を振るう(もはやいじめではない)とか…唖然としました。
    50代以降のバブル世代なら理解できる内容なのでしょうか。
    私はロスジェネなんで全く理解不能でした。
    これがドラマ化されたこと自体理解できません。当時のテレビ関係者も腐っていたとしか思えません。

    学園ものなら今の作品の方が断然面白くて質が高いです。
    ストーリーも陳腐で感情移入出来ませんでした。絵もお世辞にもキレイとは言えないですね。
    つくしが道明寺に弾かれるのも訳が分からなかったです。つくしの両親も毒親ですし、どこにもいい要素がなかったですね。

    暴力的シーンもかつての青年漫画の方がまだ読めます。
    もちろん無料分以降課金しようなどとは全く思えませんでした。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    イベントが多過ぎて唐突な印象あり

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    白石さよ先生原作の漫画ということで読破しました。
    社会人向きの漫画としてあり得そうな企業の事情なども入り、お見合いする経緯も不自然ではありませんでした。絵もきれいに描かれていました。
    ただ乃梨子と鷹取部長がそれぞれどう好きになっていったかが分かりにくく、乃梨子の恋敵登場や乃梨子の親が倒れるなどのイベントが多く詰め込まれ、ところどころ唐突な印象がありました。
    白石先生原作ならば「冷たい上司と嘘の恋」シリーズがやはり一番素敵です。イベントは少なくて構わないので、登場人物それぞれの人物描写をじっくり行った方が感情移入がしやすいと思います。白石先生と高島先生のタッグがベストなのかもしれません。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    30年越しに読破

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    小学生の時からりぼんっ子だったので、吉住先生の「ハンサムな彼女」「ママレード・ボーイ」はもちろん知っていました。毎日無料分で思い出しながら懐かしく読んでいました。
    でもなぜか「ママレード・ボーイ」がどう終わったのかが思い出せなくて、課金して全て読破しました。
    最終巻の第8巻が1996年初版と知り、納得。
    連載の途中でいつの間にかりぼんを卒業していたからでした。
    なので大学生になった後の話は初めて読み、光希と遊の両親Sへの告白にはグッと来ました。
    綺麗な絵と緻密な人物描写はとても30年前に始まった作品とは思えないほど、今でも通用する素晴らしい内容です。

    ☆マイナス1にした理由は、両親Sの身勝手さが大人になり更にあり得ないと思ったからです。
    同居時に高校生だった光希と遊にはちゃんと話しておくべきだったでしょう。
    特に遊は小学生から大学生まで、自分の本当の父親が誰か分からずに悩んでおり、深く傷ついていることに胸が痛くなりました。
    当時は子どもを軽んじる傾向があり仕方ないかとは思いますが、やはり子どもが親の身勝手で理不尽に傷つくのは、当時の読者にも身につまされ辛く思う子どももいたのではと想像します。

    今「ママレード・ボーイlittle」を読んでいて、登場人物の大人になったその後が垣間見えて楽しいです。
    吉住先生は「little」の単行本でかつての登場人物のその後を描くのは気が進まないとお話されていましたが、やはりその後を読むことが出来るのは当時の読者としてとても嬉しいので、「ハンサムな彼女」や「ミントな僕ら」もその後が読めたらと思います。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    青春は結構辛い

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    中学時代に双葉が気になっていた男の子、洸が突然転校した後に高校に戻ってきてから展開する青春ストーリー。
    と一言で書くとありきたりな感じがしますが、そこはやはり咲坂先生の代表作、重みが違います。
    洸が母親を亡くした葛藤がこの物語の中心に常にあります。

    登場人物の背景や表情、心情の描写の緻密さが冴え、ありきたりな恋や友情の話では収まりません。
    ただ一つ惜しいのは、洸の葛藤が重すぎてストーリーのテンポが中盤少し遅く、娯楽で読むには重すぎる感があったことです。
    ストーリーの前半で無気力になっていた洸を双葉や友人たちが立ち直らせたところまでは良かったのですが、後半に同じく親を亡くした唯が洸を頼り独占しようとして洸が深く悩み続けたところは、読者として長い時間イライラさせられてしまいました。
    前半も決して軽い内容ではなかったので、後半に更に重苦しくて胃がもたれるような感覚になりました。
    後半洸がもう少し友人たちを頼りながら葛藤していたら、ちょっと違った感覚になったと思います。せっかくの前半の双葉や友人たちの努力が消えてしまっていたようでした。

    それでも一読する価値のある現代の少女マンガに巡り合えたことを嬉しく思います。
    ストロボ・エッジ特別編も先に本編読んでいたので、とても楽しめました。

    「ストロボ・エッジ」→「ふりふら」→「アオハライド」の順で読みましたが、まさに咲坂先生の三部作と言えるでしょう。
    私は咲坂先生のストーリー展開が進化している「ふりふら」が一番好きですが、それぞれ読む価値があります。
    毎日無料から全て課金してしまうほど読み応えがありました。絵がキレイで老若男女読める作品です。
    次は最新作「サクラサク」を追うことになりそうです。

    またいずれ、「アオハライド」も「ふりふら」もぜひ主人公たちのその後や特別編を書いてほしいです。後は大人世代が主人公のストーリーもいずれ描いてほしいですね。

    • 3
  7. 評価:4.000 4.0

    やっぱりりぼんっ子です

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    まさに小学生時代にリアルタイムに読んでいて、今回も読破しました。
    今改めて読み返すと芸能界という日常とはかけ離れた状況設定ではありますが、それゆえにドキドキが増して読んでいて楽しかったです。
    背伸びして読んでいた頃を思い出し、何だか癒されました。

    今の王道の少女漫画にも引き継がれているところが多いと思います。かつてりぼんっ子だった皆さんにも、例えば咲坂先生の作品を読んでみてほしいです。今なら毎日無料で読めるものもあります。
    未央と一哉のその後は、ママレード・ボーイのようにいつか描かれる時が来るのかな。それが楽しみです。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    それぞれの「安全基地」を見つけ羽ばたく

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    同じマンションに住む由奈、朱里、理央、和臣の恋や友情を巡る「ふりふら」。
    ですがただの青春マンガではなく、第7巻のPIECE26で、再告白前に由奈が朱里に言った「安全基地」。これがこの物語の核であり、思春期や人生でぶち当たる壁の一つですね。

    特に由奈以外の3人は両親のわがままに振り回され、家庭でも苦労し人知れず葛藤しています。毒親育ちの私には胸に刺さるシーンも多々ありました。
    それでも負けずに恋愛や友情を通じて自ら「安全基地」を見つけ、同時に自ら誰かの「安全基地」となり互いの苦悩を受け止め、将来に羽ばたく4人が緻密に描かれています。

    どの世代が読んでも共感できるはずです。
    咲坂先生の作品はストロボ・エッジ以来でしたが、4人の物語が同時平行で進むため、無理に引き伸ばすようなシーンも見られず、読後感もとても良かったです。絵や表情もきれいでかつ表現豊かでした。また何度も読み返します。

    4人のその後もまた、いつかぜひ書いてほしいです。

    • 1
  9. 評価:3.000 3.0

    あくまで日本漫画史の資料として

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    池田先生の作品で読んだことがあるのは「ベルばら」のみで世代でもありませんが、毎日無料から気になり、残りは課金して読破しました。

    現代の基準で読むと、登場人物が多いのに顔が似ていて分かりにくかったり、人物の感情表現が丁寧とは言い難く感情移入しにくい場面が多く、誰にでも気軽にオススメ出来る作品ではありませんが、日本漫画史に残る作品であるのは間違いありません。「ベルばら」でフランス革命を、「オルフェウス」でロシア革命を知るのにはいい漫画だと思います。

    ただ純粋なストーリーとしては同じ悲恋でも「ベルばら」より冗長すぎてメリハリが少なく、また読み返そうとまでは思えません。
    人気の少ないイザーク編の方がまだ良かったです。ユリウス編はロシア革命のところまでは良かったですが、その後は蛇足でした。

    • 0
  10. 評価:3.000 3.0

    大吉の葛藤がしっかり書かれていたら満点

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    番外編もふくめて全て読みました。

    小学生編は文句なく満点です。
    大吉の奮闘を通しての子育て中の親のリアリティが伝わってきました。特に男性や子育てを経験したことがない方にも読んでもらいたいです。
    高校生編は何の前触れもなく始まったので驚きましたが、主人公のりんが大人っぽすぎてもう少し思春期なりの悩みや大吉とのやり取りが細かく書かれていたら、更に面白かったように思います。
    ラストについてはレビューで先に知っていて、最初はあり得ないし、正直気持ち悪く思い反対派でした。ところがりんの気持ちもしっかり描かれていて、大吉の戸惑いももっともだと思いました。
    ただ結婚するまで2年待った時の大吉の心境の変化を丁寧に描くべきでした。なぜ結婚を受け入れることにしたのか、核心が抜け落ちていてとても残念でした。

    これは男性誌での連載だったので、幼い子を育てれば自分の思い通りに出来て将来伴侶に出来ると勘違いしがちな、一部の男性の大きな誤解を助長することにつながるのではないかと危惧してしまいました。
    そのような理由から、なおさら大吉の2年間の苦悩を丁寧に描くべきだったと思います。

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