4.0
ストーリー性抜群
さすが原作がある作品はストーリーが深くて面白い!
以下ネタバレします
母が死んで婚約者が失踪、実家で見覚えのある鞄と遺髪?とノート数冊発見、読むと誰かの告白日誌で内容はサイコパスに近い、人を自分の手で◯すとたまらなく満たされるというショッキングなもの。
日記の内容も読み進めると男性と出会いその人のことを「あなた」と書いてある…どうやら夫に向けて書いた告白本らしい。
失踪した婚約者は実はDV夫から逃げているところだったらしく、見つかって捕まってるらしい。
と、これだけでも少し予想がつくと思いますが、これを知った上でも、読むと色んな伏線が絶妙に絡んでドキドキしながら読み進められます。
サイコパスなのに、その人格形成や葛藤、精神状態が本人目線で展開されるため、なぜか感情移入?してしまう、考えさせられる内容です。
でも見かけただけの子供とかも殺してるので、やっぱりただの異常者・◯人鬼なんですけどね。。
これを読んだ後に座間の事件が起きたので、現実に起きたら感情移入なんて有り得ないなと思った
でもその家族、特に子供は罪のない普通の人なわけで、この作品に出会ったことで「自分の子供が異常者だったら」「自分の親が実は異常者だったら」と考える機会ができた。
- 5