5.0
泣きながら一気に読んだ
絵本を卒業して、はじめの頃に読んだ、冒険アクションストーリー的なお話なのに、何でこんなに胸に迫る?涙腺の緩みが止まらない。
こんな世界はありえない。今の世にこんな深い愛と慈しみ、強い絆を、信じることができるだろうか?
だからこそ、このストーリーのなかのそれぞれを自分も含めて守りたい、壊したくない、崩れないように、傾かないようにそっと大切に箱にしまう宝物のように見守らずには居られない、そんな世界観のあるお話。
イラストは賛否あるか?
しかし、童話のような世界観のストーリーにはよく似合っているし、汗くさくもなく泥臭くもなくとても良かったと思う。
なにしろ、ストーリーありき。
童心に帰れる、そんなふう。
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