3.0
ラストを急ぎすぎ
35話完結の短編なのでいい感じでさくさく読んでいたのですが、ラストを急ぎ過ぎだったように思います。なぜヒロインの母親が村で忌み嫌われ、疎まれていたのか、「母親は生きている」とわざわざ亡くなったじいちゃんが言ったのに、母親関連の話はその後何も出てこなかったり…と、回収されていない部分が多すぎるような気がします。投げかけた話題はきちんと回収してくれないと、すっきりしません。母親はただ単に美しすぎただけできらわれていたのでしょうか?そして小さな村落ゆえの噂や思い込みとか・・・?そこまで読者に解釈をゆだねてしまうのは雑かな・・・と思います。せっかく面白そうな題材だったのに、残念です。
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