4.0
美しい
美しい絵です。さすがに池田理代子さんの作品です。ストーリー展開を楽しみに読み進めていきたいと思います
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美しい絵です。さすがに池田理代子さんの作品です。ストーリー展開を楽しみに読み進めていきたいと思います
本編で描かれることのなかったエンマーリッヒ家の渡米後のことが描かれています。設定にやや無理を感じなくもありませんでしたが、じゅうぶん面白かったです。めずらしく悲劇で終わらなかったのは、とても意外でした。
美しいなあ。外伝も本編と同じように楽しんで読めました。外伝だと後からの付け足しみたいで作者の画風が変わってたりしてガッカリもなくよかたて゛す。
オルフェウスの窓、本編はグイグイ引き込まれ一気に読んでしまいました。メインキャラが亡くなっている事もあり、外伝が誰⁇となるのは仕方ないけど…それでも全く繋がりのなさそうなキャラばかり出てきても本編ほど唆られない。
翻弄され、切ない恋に始まり、一族の宿命なのかと思って読んだのですが、ラストはハッピーエンドで救われました。
第二部に出てきた人たちの十数年後のお話でした。
第四話で、ウルフがラインハルト(イザークの友人)を射殺したちっちゃなヴォルフィ坊っちゃまだったことがわかります。
そういえば、エンマーリッヒ家はアメリカに行くというくだりがありましたっけ。
しかし、ラインハルトと不倫中だった頃のフローラは自分が年増なのを気にしていたのに未だにこの美しさとは!美魔女通り越して化け物(笑)
マラベルとウルフの惹かれ合う運命は更に次の世代に引き継がれ、まるで本編並の因縁の深さを感じさせられます。
ですが、主人公たちに救いのなかった本編とは違い、窓の呪縛を受けなかった彼らに待っていたのは更なるどんでん返し!
ドリィが良い狂言回しになっていて、振り回された後の読後感は、なんなんだー!と思いつつもホッとします。
大戦前後のアメリカの背景も楽しめるし、なかなか読み応えのある作品でした。
最後だけ、やっつけ感があるのでマイナス1。
作者が描く黒髪の男性が好きです。ベルバラにしてもオル窓にしても。このストーリーは黒髪男性が多いですね。
様々な人生を通り過ぎて、そして子供達に受け継がれる。それぞれに青春と残酷さ、、、
暗いお話なのに、どこか明るくサバサバした感じ。でも、やはり本来のオルフェウスを懐かしく思ってしまいます!