5.0
絵がレトロですき
丸尾末広さんのはエログロだったり後味悪いのもあるけど。とにかく絵が美しいですね。本当は手元に置きたいけど家族に見られたくないので電子で買いました
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丸尾末広さんのはエログロだったり後味悪いのもあるけど。とにかく絵が美しいですね。本当は手元に置きたいけど家族に見られたくないので電子で買いました
圧倒する構成と画力が奇想天外な
世界観に現実味を与えていると思う。
性描写とグロな死は丸尾作品に
欠かせないが、比較的マイルド。
ストーリーを追うより不条理な
ファンタジーを愉しむのをお勧めします
江戸川乱歩の作品を絵にするなら、この作者以外にはいないと思いました。
奇譚、怪奇、エロス、幻想…独特の世界観であって、江戸川乱歩の美しい世界観を見事に再現していると思います。
小説を読んだことのない方にはオススメです。
江戸川乱歩先生と丸尾先生の融合が独特で絶妙で素敵。
好き嫌いはわかれると思いますが、好きな人は物凄く好きだと思います。
丸尾さんの作品が本当に好きで、大好きで
イラストのタッチも何もかもが
美しくて、素晴らしい作品をいくつも出していて、、、すき。
大金持ちの同級生と入れ替わり、ユートピア建設を試みる男。大正天皇崩御、芥川龍之介の自殺から世相は混乱と動揺の昭和初期である。暗く不安な社会を生きるからこそ、理想郷を渇望したのか。丸尾が描く昭和初期の時代は大正文化の香りを映す画風に再現され、ノスタルジーに胸が締め付けられる程です。江戸川乱歩の世界を極限まで耽美に表現した作品。
絵にも独特の世界観があるので、乱歩の世界観に全く負けていない。
でも、やはり最後が少し残念です。
最後の明智小五郎との対決がもう少しじっくり描いてくれたら星5つでした。
江戸川乱歩のファンで大好きなんで読んでみました。原作を読んで想像していた世界観とは違ったけど、それはそれで楽しめました。
最後の花火はどんな風に画にされるのか楽しみでしたが、そこは少し物足りなかったです。
江戸川乱歩という人は、色々言い方はあるにせよ、稀代の妄想家であった。
原作の小説は、乱歩の妄想が肥大し、炸裂し、現実を侵食するような凄みがあった。
その、文字で綴られた狂気じみた妄想に、果たしてどんな「絵」を与えられるのか。
漫画としての勝負どころは、そこだったはずだ。
そして、丸尾末広は、その勝負に勝った。
乱歩との勝負に、ではない。
乱歩の世界にビジュアルを与える、という勝負に、勝ったのだ。
私はこの小説の漫画化として、これ以上のものは望めない。
「うつし世はゆめ よるの夢こそまこと」。
乱歩はサインを求められると、決まってこの文句を添えたそうである。
その信条に寸分違わぬ小説であったし、また、漫画であったと思う。
圧巻です。丸尾末広作品にしてはグロさは少ないため派手なグロさが苦手な方でも大丈夫だと思います。テンポの速い中にも主人公の不安や迷い、焦りや剥き出しの野心など様々な心情が色彩を放ち読む手が止まりません。漫画であるゆえに無音の光景なのに今にもその場所の空気や人の息遣い、独特の間がリアルに伝わりそうなほど豊かな描写も丸尾末広先生らしさです。絵も他の作品と同様に細部まで美しく描かれています。もっとこのサイトで作品を読みたいのでどんどん増やしてほしいです。