5.0
懐かしく読ませて頂きました。
当時は本編終わった直後に読んだので本編の余韻があり過ぎて、余りしっかり読み込んでなかったようで…記憶から忘れ去られていた部分も多く、新鮮に読めました。
ストーリーはもとより…純粋にアナログ感が良いです。
時代もののフィクションだから多少絵柄が古風でも読んでいて全く違和感がないのでデジタルな今時漫画に慣れた若い方でも読み易いと思います。
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懐かしく読ませて頂きました。
当時は本編終わった直後に読んだので本編の余韻があり過ぎて、余りしっかり読み込んでなかったようで…記憶から忘れ去られていた部分も多く、新鮮に読めました。
ストーリーはもとより…純粋にアナログ感が良いです。
時代もののフィクションだから多少絵柄が古風でも読んでいて全く違和感がないのでデジタルな今時漫画に慣れた若い方でも読み易いと思います。
池田先生の絵の美しさ絶頂の時の作品なうえ、ベルばらなので華やかさも相まってうっとりしてしまいます。が、お話は実在する猟奇的な伯爵夫人のお話。妖艶でいつも微笑んでいる伯爵夫人は、それだけで怖いです。最初にちょっと粗相をさた召使いの目を潰してしまうところから、めちゃくちゃ怖くなりました。そのあとに凄惨なことが次々起こり、ドキドキしながら読みました。
最近、本編の終盤ばかりを読んでいたので、最近の自分の中では女性らしい艶やかなオスカル様がメインだったのですが、こちらのオスカルは爽やかでかっこいい。個人的にはロザリーに優しいオスカルが大好きなので、好きなシーンがたくさんです。本当にあった伝説も、あの話かなぁとか考えながら読んだり。ただ、あのマダムもカラクリも怖すぎる。
少女時代ベルばら本編を貪るように読んでいました。
その後この外伝を読み本編とは全く異なるテイストのおどろおどろしいこの伯爵夫人の物語に夢中になりました。
このエピソードが史実であると知りエリザベート・バートリーについて調べたりと、さらに自分の中で膨らんでいった印象深い作品です。
池田先生の作品は年月を経てさらに多くの読者に感銘を与えると思います。
実在のバートリー夫人が、モデル。怖い話というだけでなく、実話と知った日の夜は怖かった…。
オスカルやロザリーは架空だけど、被害者も加害者も実在したわけで…。人間自分の欲望に執着するほど怖い事は無いと思いました。
初めは鬱陶しいル・ルーですが、最後の方の頭のキレ、別の作品に登場する革命後の成長した姿をみると狂気の中の清涼剤のようです。
素晴らしい作品は時を経ても感動を呼び覚まします。
今のマンガはデジタルが当たり前ですが、この当時は手描き、スクリーントーンも手張り。
デジタルにはない温かさと、ストーリーの完成度の高さに感激。
何より中学生時代に読んだストーリーをスマホで読めるのが嬉しい!
ベルばら外伝は本作よりは知名度が低いかもしれませんが、どこでどうなってあんな知識が備わったのかオスカルのお姉様の娘のル・ルーが大活躍するんです
最後の方、畳みかけるように終わらせてるのだけは残念ですが短編で読みやすいし、むしろベルばら本作を読んでなくても楽しめるのではないでしょうか
ハンガリーの実在した伯爵夫人をモチーフにした作品。
究極の美……永遠の美しさの為に……
妖艶な美しい伯爵夫人の邸にて、オスカル、アンドレ、ロザリーが見たものは……
オスカルの姪のル·ルーちゃん。不思議な能力を持った女の子が大活躍!
何回も読み返す程、ル·ルーちゃんの魅力にハマった作品。
実在した人物をモデルにした物語ですが、ベルばらの番外編の中でも一番好きな作品で、何度も何度も読み返した作品です。本編と同じ絵で、違和感なく読み進められます。ル・ルーがギャグ寄りですが、こまっしゃくれているけれど憎めない可愛いキャラクターです。本編を読む方なら是非おすすめします!
本当にあった(とされている)中世ハンガリーで、若い女性をさらって生き血を絞り、その生き血風呂に入って肌の美しさを保っていたという伯爵夫人の話を基に展開していく物語。本家の話の方がはるかに怖い。この話は少女マンガ用にアレンジされていて、まだ革命前の生き生きしたオスカル様の活躍が見られて楽しい。