【ネタバレあり】砂時計のレビューと感想（3ページ目）

20年近く前、昼ドラで見てハマっていました。たぶんその後漫画も読んでいたけど、20歳大人になった分、また新鮮な気持ちで読むことが出来ました。

所々テーマが重たいところはあるけれど、人間の強いも弱いも全てが詰まった作品。
杏ちゃんの不安定さから来る自分勝手さにイラッとしたりモヤッとしたり、振り回される大悟や藤くんに同情したりもしますが、最後は杏と大悟が一緒になれて本当に良かった！

多分、私はずっとこの作品が好きだし、子供にも読んで欲しいくらい！ドラマが再度見たいなー！

そして、永遠の大悟ファンです♡

大人になるって…。

両親の離婚で、母と母の実家島根県の田舎にやってきた女の子。
そこで出会った友達と、恋をしたり、友情を育んだり。
そんな中、やっと慣れた頃に、母が自殺。祖父母との生活が始まった。
ある日、離婚で離れ離れになっていた父が現れ、また東京に戻り父親と暮らす生活へと。
与えられた環境に精一杯順応して生きる女の子の物語。
島根で出会った、1人の男の子との純愛が描かれています。
ただ、大人になるまでに、色々な出会いや純愛ボーイとの別れも経験し、最終的には、島根で出会った純愛ボーイと結ばれた…というお話しです。

何で島根❓何で砂時計❓何で地方と東京❓など、色々な疑問も感じながら、島根に行ってみたいな〜と感じる作品でした。

可愛いし深い

他の作品を読んで作者さんを好きになり、読み始めてみました。
絵が好みで、どの人物も好き。
頑張って頑張って体調を崩した過去があるので、杏ちゃんのお母さんのことは胸にずーんときました。
だから読み進めるのを怖くも感じだけど…杏ちゃんの前向きさや周りの仲間たちとの絆がたまらず、最後まで読み切りました。
時間の流れ、季節の流れ、人の気持ちの流れ、色んな深いものに触れられるけど　重くなりすぎず、爽やかな気持ちにさせてくれる素敵な作品です！

杏ちゃんの親の離婚
杏ちゃんのお母さんの地元に帰ってきた人たちとの関係
杏ちゃんの母の自殺、
そこからの
人間関係
入り込んで読むからか
すんごい疲れた

そこから、恋愛やら
椎香ちゃん
藤くんの生まれのルーツからの
心の葛藤
まだ無料28話から最終話に飛んでしか読んでないけど
ちょーーーーすさまじく感じる

でも、
登場人物たちの
ギャーギャー言って
しんみりなりすぎない漫画の描き方❓
登場人物のキャラクター❓が
明るさまでも感じさせる作品だ

杏と大悟の
もっと結婚生活見てみたい

あの
暴れん坊リョウくんの子供と
ギャーギャーぶりを

面白いが共感できない点も

両親の離婚、母親の死…過酷な運命を背負うヒロインですが、友人や恋人、祖父母の愛情により明るくまっすぐに生きる姿が良かったです。
良かったけど、共感できない部分も。
母親、なぜ自死する？心が脆いのはわかる、でも自死に追いやるような決定的なエピソードが弱い気がする。夫の借金？離婚？それにしても、自死に追いやるほどのものとは思えないなーと。
それから、父親の借金のせいで離婚することになって、父親とは何年も離れて暮らしてたのに、今更大切な恋人や友人と離れてまで父親と暮らすか…？ダイゴと一緒に東京の大学にでも進学した時に父親と暮らせばいいのに、と思ってしまった。

素晴らしい。

絶対呼んだほうがいい作品です！！！
素晴らしかった。失礼だけど他の恋愛漫画が薄っぺらい～～と思ってしまうほどに。
だからこそしんどい巻もあったけど、最後に二人がお互いしか居ない事に気づいてくっついた時は泣いてしまった。
大悟、素敵な子だな。もちろん藤も。なんだかんだでずっと思いあえた杏と大悟、素敵過ぎる。
初恋だから・・・。わかる！あたしも初（恋の）彼の事は今でも思い出すしとにかく幸せであって欲しい。他彼は正直どうでもいいけど、彼だけはただただ幸せであって欲しい。本当に本当に大好きだったから！！！

他の作品も見ます。一気に先生のファンになりました。

学生時代によく読んでいてとても惹き込まれた作品でした。久しぶりに読んであの頃に戻ったかのように胸がキューっとなりました。私も母に捨てられ(???)たのでどこか重ねて読んでいました。あの母の娘だから…そんなふうに思って生きてしまう。気持ちがとてもわかる。だけど、おばあちゃんのおかげで、、。私もおばあちゃん子なので、とにかく重ねて読んでしまいます！おばあちゃんが言ってくれたことば、周りの人達からのことば、いろんなことばのなかで人は生きてるんだなぁ。

大人になっても大好きな作品

島根を舞台に、繰り広げられていくストーリー。
親の離婚、親の死と向き合いながら懸命に生きようとする杏、幼馴染であり恋人になる大悟、幼馴染の一人のはずだった藤くん、幼馴染であり可愛い妹のような存在だった椎香ちゃん。それぞれ問題を抱えながらも、幼少期から大人へなっていきます。
ただの幼馴染だった4人の関係も時と共に変わり、それぞれの気持ちの揺れがとても丁寧に描かれている作品です。

中学生の時に初めて「砂時計」を読み、大好きな作品になりました。その後、歳を重ねても何度も読み返し、大人になった今は電子版で再び読みました。ストーリーが全て分かっていても、自身の環境の変化に合わせて感じ方も変わりました。杏ちゃんのどうしようもない辛さや、それを支えようとする周りの優しさが、とても心にしみました。
これからもずっと大好きで大切な作品です。

一気読み

ちょっとずつ読もうと思ってたのに、一気に読んでしまいました。
登場人物たちが、それぞれに強さと弱さ、明るさと暗さが生き生きと描かれていて、あーそうだよね、人間ってそんなに単純じゃないよね、誰だっていろんな思いを持ってるよねって考えさせられました。
主人公の杏は、明るくて強そうに見えるけど心の奥に母親の死をずっと抱えていて、そんな自分をどうにも出来なくて…読んでいて切なくなりました。
ただのラブストーリーじゃないです。読みごたえがありました。

繊細な描写

作者の方が亡くなられてから読み始めました。
繊細な描写が美しく、胸が苦しくなる場面がたくさんあります。
それぞれが自分の人生にひたむきに向き合い、もがきながら、時には大切な誰かとぶつかりながら、しっかり歩んでいく物語。
尊い才能が失われてしまったこと、残念でなりません。