4.0
光源氏と紫の上かーい?
義理の母親に当たる藤壺と似た面差しをもつ女童を引き取り、手元で大切に育てた後、紫の上として妻にしてしまった光源氏…千賀さんが光源氏で、藍の母が藤壺で、藍が紫の上?!作者が分かる日本最古の創作物語以来、脈々と引き継がれるベタな展開ですが、嫌いじゃありません、この設定。
むしろ藍が20歳になるまで待った、千賀さんを褒めてあげたい。ヒロインが16歳になったくらいで手を出し始めるケースもあるけれど、自分の意思のみで結婚できる20歳まで(今は18だっけ?)待ったってことでしょ?誰に憚ることなく、堂々と想いを伝え合えばいいと思います。
では、なぜ「禁断の関係」か…18歳の年の差?保護する側とされる側?それもあるかもしれないけれど、いずれ必ず問題になるのが、「千賀さんが本当に好きな人」彼の愛情は、藍本人に向けられたものなのか、それとも、藍を通して藍の母親に向けられているものなのか、今後の展開の鍵になってきそうです。まさか、会社の後継に紐付いた「婚約者」なんて、出てこないよね?
甘々なスタートを切りましたが、このままホイホイ上手くいくはずないよなぁ…。それでも、最後は「禁断の関係」が、祝福される関係に収まることを信じています。
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