みんなのレビューと感想「[小説]追放された悪役令息の辺境伯溺愛ルート」（ネタバレ非表示）

お手頃ポイントだけど大満足。

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不慮の事故で亡くなりBLゲームの世界に悪役令息として転生してしまったルイ。

設定はありがちですが、溺愛する前世の妹(ゲームの主人公マナミ)の為に懸命に悪役を演じるルイがたくましくも健気です。

思惑通り追放されたルイを婚約者候補として迎え入れる辺境伯のチェスター。
無愛想なイケメンだけど頼もしく抜群の信頼感。
チェスターの屋敷でもルイはわざと嫌われるよう振る舞いますが、使用人達はみんなお見通しで微笑ましく見守ってくれます。

チェスターの人柄を知るにつれ、尊敬と愛情を覚えていくルイ。
そんな時、幸せを掴んだはずのマナミが罠に嵌められ、それを救おうとルイは行動を起こします。

チェスターのルイへの包み込む様な愛情に読んでいて癒されます。
泣いたり笑ったりしながら楽しめた作品でした。