ウォーターリリーさんの投稿一覧

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1 - 10件目/全26件

  1. 評価:3.000 3.0

    読み応えはあるんだけど辛すぎて…

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    皆さまのレビューでヒロインがかなり辛い目に遭うのは覚悟していたのですが、ここまでとは思っていませんでした。

    王の娘なのに妾腹ということで幼い頃から召使い以下の扱いを受け、挙げ句に戦勝国バルディンの皇太子に人質代わりに嫁ぐことになったティナーリア(ティナ)。
    夫となるキースファルト(キース)は大事な恋人がいるからとティナには取り合わず、貴族達には見下され、召使いには金子を横領され与えられるのは質素な食事のみ。生国から付いてきてくれた侍女のマリーだけが唯一の味方。

    ここまででも読んでいて充分キツいのに、これでもかとヒロインを待ち受ける辛苦の数々。
    でも実はキースはティナの初恋の相手で、想われなくても近くにいられるだけで幸せと感じているいじらしすぎるヒロインに涙。

    ティナに心中では惹かれながらも悪女の後妻に溺れる父王を反面教師に冷たい態度を崩さないキース。

    更にスパイの疑いをかけられたり、嫉妬したキースに乱暴されたり、果ては隣国から攻め込まれたりとこれでもかというほどの目に遭うティナが気の毒すぎる。
    そしてキースへの愛故に我が身を犠牲にするティナ。
    キースと側近のライオネルが真実を知って後悔しまくる辺り「遅いんだよ、バカ(怒)」と腹を立てつつティナの健気さに泣けて仕方ありませんでした。

    もちろんハッピーエンドです。そして長めの番外編の甘々なお話の数々が辛さを上書きしてくれているので多少気分は落ち着きます。
    番外編のキースは人が変わった様にティナ溺愛を見せつけてくれてます。じゃなきゃ許さんわ。

    • 34
  2. 評価:5.000 5.0

    ポイントは高めだけどオススメ。

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    「毒花」と評される公爵令嬢レフィーナは、婚約者である王太子レオンの想い人・侯爵令嬢ドロシーに対する暴言の数々を咎められ婚約を破棄されます。
    挙句公爵令嬢の身分を取り上げられ、王宮で侍女として働く羽目に。

    実はレフィーナは前世で病気の妹の命を救ってもらう代わりに、神と「神の愛娘」であるドロシーとレオンを結び付ける契約を交わし、この世界に転生した元日本人だったのです。

    悪役令嬢を演じる必要のなくなったレフィーナは今度は侍女として生き生きと働き始め、元々が優しく思いやりのある性格の為周りからも好かれていきます。

    悪役令嬢転生ものって大概婚約者は顔だけのアホだし、恋仲になる女の子は品が無くて性格が悪く、もろアンタの方が悪役やろ!って子ばかりですよね。
    でもレオンもドロシーもとても良い人たちだし、同僚の侍女たちも優しくて、令嬢→侍女落ちしたレフィーナに悪意を向けるのはほんの一握り。しかもわりとあっさり退場してしまうので嫌な気分になることもほとんどありません。

    令嬢時代に犬猿の仲だった副騎士団長のヴォルフとの恋、前世の妹との切ない対面、誘かい事件、ヴォルフの生い立ちに絡むゴタゴタ等々退屈することなく読み進められます。
    レフィーナの能力(一度見たら再現出来る記憶力)を活かす場面がほぼ無くて、消化不良気味なのがちょっと残念。
    絵柄はわりと好きですが、女性の髪型がイマイチ。特にレフィーナの髪型がボサボサした感じで、侍女時代はいいとしても今ひとつご令嬢っぽくないのが気になりました。
    でも幸せなエンディングで買って後悔無し!

    • 9
  3. 評価:5.000 5.0

    短めのわりに読み応えあり

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    伯爵家の長女メイリンは、聖女である義妹ユーミアや家族、使用人に暴力を振るい虐げていたとして、王太子でユーミアの婚約者でもあるカイゼンに断罪され国外追放されてしまいます。
    隣国クロッカス王国の教会で助けられ、聖女の力が発現したメイリンは国の浄化に力を尽くし、そんな彼女に惚れ込んだ王太子ジュードから結婚を申し込まれます。
    2年後、瘴気に晒され魔物が跋扈する自国の浄化に力を貸して欲しいとカイゼンがクロッカス王国を訪れます。
    ジュードは腹を立てますが、メイリンはカイゼンに5つの質問を出し、1つ正解する毎に1都市を浄化するという条件を出します。

    復讐を企んでいるわけではなく、ジュードの為に身の潔白を証明しようとする心美しいメイリンだから女神様もやっちまいなと思われたんでしょう。
    全てが明らかになってすっとします。

    少し駆け足っぽかったり実の父親の振る舞いに疑問点が残ったりもしますが、4話と短いわりには良く練られたお話だと思います。満足です。

    • 0
  4. 評価:3.000 3.0

    1話ずつが短いので気になるお話だけでも

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    全話購入しました。
    虐げられたヒロインがハイスペック男子に溺愛されるパターンが好物なんです。
    内容をざっと書かせていただきます。

    〈1〜2話〉
    狐目のせいで周囲から疎んじられている令嬢が公衆の面前で婚約破棄された挙句、野蛮な国と言われる小国の第三王子と政略結婚させられる羽目に。

    〈3〜5話〉
    容姿が家族と全く違う為、出来損ないと呼ばれ使用人扱いされている伯爵家の妹娘は王太子と婚約させられる。
    仮面を付けた王太子の素顔は謎で、今までの婚約者は皆急逝しており、呪われているのではと噂されている。

    〈6〜7話〉
    終戦後の2つの国の若き王と10歳上の隣国の王女が和平の為、政略結婚で結ばれることに。
    王女を迎えた王は形ばかりの結婚だと冷たい態度を見せるけれど、王女には実は目を合わせれば相手の心の声が聴こえる力があって・・

    〈8〜9話〉
    真実の愛を見つけたからと王太子から婚約破棄を宣言された胃弱な令嬢。
    元々王妃などストレスに弱い自分には務まらないと喜んで受け入れるが、今度は王太子の従兄弟の麗しい次期公爵からプロポーズされる。

    〈10〜11話〉
    無表情で「人形聖女」とあしらわれている平民出の聖女。
    婚約者である王子に婚約を解消され、伯爵令嬢を新しい聖女&婚約者にすると告げられる。
    人形聖女は忠誠を捧げる従者と共に国外追放になるが・・

    もちろんどのお話もハッピーエンドです。
    1話が短いので読みやすいですしちゃんとまとめられていますが、2つ目のお話の呪い?の正体が分からずじまいなのがちょっとモヤモヤ。
    私は3つ目のお話が好きです。
    心の声が聞こえなければ王の態度には悲しくなるところですが、とにかく昔からひたすら王女様LOVEが溢れている心内には笑えます。

    ご購入の参考に。

    • 6
  5. 評価:3.000 3.0

    嫌いじゃないけど…

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    まだ途中までしか読んでいないんですが、これ本来韓国が舞台ですよね。設定を無理矢理東京に変える必要性があるんでしょうか。風景・食事等に違和感ありまくりでモヤモヤします。

    内容は三角関係にこれからなるのか?という感じ。
    主人公の友は幼馴染のモテ男・類のことが好き。
    類は女の子と途切れなく付き合っているくせに、友に自分の知らない親しい人が出来たと知ると不機嫌になる。
    オンラインゲームで知り合った恭介と仲良くなった友は自分だけに優しい恭介に心が揺れ、恭介に対する気持ちをを計りかねる。
    イケメンだけどどうやら危ない職業の幹部らしい恭介も友のことを恋愛感情から構っているのかまだよく分からない。

    タイトルの「相思相愛」が友と誰のことを指しているのか気になります。
    職業はアレだけど大人で包容力がある恭介と上手くいって欲しいな。

    • 6
  6. 評価:5.000 5.0

    何故もっと早く読まなかった、私!

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    中華(風)、それも後宮ものって官位も人の名前も覚えづらくて敬遠気味だった私。後悔してます。
    無料分が多かったのでお試しで読んでみたらどっぷりハマりました。面白すぎる!配信分第一幕終了51話まで購入してしまいました。


    次期皇帝(現皇太子)の妃の育成の場・雛宮(すうぐう)に有力な五家から集められている5人の雛女(ひめ)達。
    中でも玲琳(れいりん)は皇太子の従姉妹であり、「殿下の胡蝶」と言い表しめる美しさと思いやりのある性格で皆に慕われ、皇后になるのは間違いないと言われている。
    反対に慧月(けいげつ)はその生い立ちとぱっとしない容姿に性格の悪さで「雛宮のどぶネズミ」と陰口を叩かれている。
    玲琳を妬んだ慧月がたなばたの日に道術で2人の身体を入れ替えてしまい…

    と来て、嫌われ者と入れ替わってしまった世間知らずのお嬢様が虐められ苦労するお話かと思ったらとんでもない!
    この玲琳、見かけとは程遠い鋼メンタルの持ち主。
    虫もネズミも全く平気だし、ライオンと同じ檻に入れられても慌てない。
    常に死を意識する程病弱だった身体が逞しい健康体を得て大喜び。追いやられた小屋で嬉々として農作業や裁縫に勤しみ、大好きな芋をたくさん食べて幸せ一杯。

    一方、外見玲琳の慧月の方はと言えば、皇太子の堯明(ぎょうめい)やお付きの女官達に大事にされ我が世の春を楽しむ…はずがあまりの身体の弱さに苦しみ、尚且つどんなに体調不良でも芸事や心身の鍛錬に励んでいた玲琳の日常を知り慄いたりと入れ替わりが天国ではないことを知ります。
    そんな別人の様な2人に違和感を覚える人達も増えて、結局は入れ替わりが知られてしまうのですが…

    初めはただただ慧月がすごく嫌な女。だけどそんな風になったのには理由があり。
    ポジティブながらも弱すぎる身体で周囲に心配をかけてしまう事を悩む玲琳。
    そんな2人はこの異常事態の最中に心を通わせ友情を結び、真の敵に立ち向かう。

    ヒーロー役は尭明の異母弟で鷲官長(後宮内の風紀を取り締まる長官)の辰宇(しんう)かと思ったのですが、終盤はほぼ尭明の独壇場。
    尭明は玲琳を溺愛しているし、普通で行ったら玲琳が尭明の妃になるのは決定事項で覚悟も当然あるだろうけど玲琳には誰に対しても恋愛感情はないんですよね、今のところ。

    玲琳のお兄様達が新たに登場して来て、第二幕がどんなお話になるのかめっちゃ期待大です。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    さすがの川原泉様。

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    川原先生の作品はどれも好きだけど、私にとって「笑うミカエル」は最高傑作のひとつ。
    超お嬢様学園で出会った文緒・柚子・和音はお互い根がド庶民の猫かぶりと知り意気投合。
    相変わらずの独特なぽやや〜んとした世界の中、起きるお嬢様失踪事件。
    ちょっとしたイタズラで超パワーを手に入れてしまった3人が図らずも事件解決に挑む羽目に。

    3人娘がみんな個性豊かで、それぞれにナイト的な人物が側にいてくれるのが良い。
    合間合間ににやにや笑いがこぼれますが油断することなかれ。
    ほんわかした絵に騙されがちですが、『オペラ座の怪人』は号泣です。

    • 2
  8. 評価:5.000 5.0

    1巻目◎、2巻目はちょっと心して読むべし

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    7歳の夏に身体を入れ替えられ、10年間他の身体で奴れいの様に働かされていた伯爵令嬢セイディ。
    婚約者のルーファスから婚約破棄を告げられている最中に突然元の身体に戻ってしまいます。

    乗っ取られていた間の偽セイディは稀代の悪女と呼ばれる悪評高い嫌われ者で、侯爵家嫡男のルーファスはセイディをずっと愛しているものの、家の為気持ちを押し殺して公の場で婚約を解消したのでした。

    身体を乗っ取られていたことを信じてくれているのは両親や一部の使用人のみ。
    周囲からは相変わらず冷たい目を向けられながらも、失った時間を取り戻すべく勉強やマナーの習得に励みつつ、同じく被害者で同時期に元に戻ったジェラルドやニールと共に残された仲間達を助けようと奮闘します。

    そんなセイディに元婚約者のルーファスが故意に偶然に絡んでしまうのですが、とにかくルーファスがセイディを好き過ぎるんです。

    婚約破棄した晩にはべそべそと酔い潰れる。ドレス姿が可愛いと柱に頭を打ちつける。冷たい態度を取ってしまい、嫌われた終わったと嘆く。

    セイディに関しては不器用すぎてヘタレなルーファスですが、いざと言う時は騎士団長の面目躍如。
    「必ず助ける」と頼もしい有言実行さです。
    そしてついに真実を知ったルーファスは滅茶苦茶後悔します。
    ルーファスも偽セイディに傷付けられた被害者ではあるんですが、心情的にはちょっと溜飲が下がりました。

    1巻目は何度も読み返すほど面白いです。
    最初はムカついたルーファスもだんだん可愛くいじらしく思えて来ます。こちらは⭐︎5つ。
    でも2巻目はかなりキツかった。
    セイディが悲惨な目に遭いすぎて読んでいてしんどいし、ラスボス女の企みとジェラルドのセイディへの執着が怖すぎて。
    ラストは弱冠切なさも覚えますが、ハッピーエンドで上手くまとまっています。
    でも中途のキツさでこちらは⭐︎マイナス1かな。

    • 1
  9. 評価:5.000 5.0

    不憫なヒロインにもらい泣き

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    薄幸の少女が身分の高い男性に愛されて幸せになるシンデレラ的なお話が好きなんだけど、これも正にその王道パターン。

    庭師と駆け落ちしてしまった妹の代わりに、由緒正しきイヴェール伯爵家のレイモンドに嫁ぐことになったレベッカ。
    レベッカは幼い時に火事に遭い身体に消えない火傷の痕を負ってしまった為、両親から疎まれて屋根裏部屋でひっそりと暮らしていた。

    それにしてもまあこの両親の性格の悪いこと。
    レベッカに傷ものだの出来損ないだの恥さらしだの暴言吐きまくり。
    妹娘のロクサリーヌをも良いところに嫁がせる商品としか見ておらず、全く愛情を傾けることをしない。

    一方レイモンドも最初は結構ひどい。
    借金の返済代わりの花嫁に渋々納得はしていたものの、美しいロクサリーヌではなく「幽霊令嬢」と悪評のレベッカが嫁いで来ることが不満で一年で離婚する気満々だったり。
    でも初対面のレベッカの清純な美少女ぶりにちょっと見惚れちゃったりして(こういうの好き)。
    本物の夫婦になるつもりはなくて初日以降レベッカのことを気にもせず放置、使用人達にも最低限の接触しか命じなかった為、レベッカが餓死寸前状態になるまで気が付かないという体たらく。
    その後は世間の評判とは違いすぎるレベッカが気になり、世話を焼く様になる。

    レベッカはそれまでの生活のせいで受け身で何事も自分から欲することは許されないと思っている。
    卑屈と言うよりそういう考え方しか出来ないのが不憫すぎる。
    それでも勇気を出してレイモンドに身体の秘密を打ち明け、だんだんと2人の距離が縮まっていく光景はほのぼのしてしまう。

    ロクサリーヌ絡みで実家のブロイエ伯爵家と悶着が起こるものの、非道な両親は邸を追い出され、結果レベッカもロクサリーヌも幸せを掴んでスッキリ。
    レベッカが笑える様になったのは良かったけど、まだまだ恋愛感情に疎いので、レイモンドはズバッと言ってあげなくちゃ。
    本当の夫婦になった甘々の2人の姿も見てみたい。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    大好き!

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    いい人がいっぱい。優しい人がいっぱい。
    泣けて笑えて本当に幸せな作品です。

    女子だけ(?)で創設されたプロ野球チームが闘いながら成長していく物語です。
    「甲子園の空に笑え!」の広岡監督に加え、ライバルだった高柳監督もチーム運営に参加してくれるのも嬉しい。

    メンバーも皆んな個性的ですが、エースの瑠璃子ちゃん(オカマ)と、人気球団のエースを夫に持つ好打者の紘子さんの生き様が中々に波瀾万丈。

    お気楽な様でいても、それぞれに悩み苦しみ一生懸命練習に励み努力して優勝という目標に突き進んでいくチームの姿は感動的です。

    笑いどころも多々あって、懐かしのプロ野球選手達(名前は少々変えられてます)や、宝塚風のド派手な応援団、瑠璃子ちゃんのお仲間のオネエさま方等楽しませてくれます。
    とにかくお薦めの一品です!

    • 1
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