5.0
泣きました。
吸血体質になった新米医師と、指導医師の深くて切ない37年間のお話。
上川忠雪は盲腸の手術をした後、突然吸血体質になり、自己治癒能力と老化遅延で、普通の人として生きられなくなる。その事を知った指導医十字健は、医療行為として血液を入手し、自らも血を提供する。2人は家族以上の関係になり、十字が亡くなるまで一緒に暮らす。
今まで食べていた物が食べられなくなり、人と生きる時間が違う様になる。どんなに恐怖だっただろう。そんな彼に寄り添い続けた先生は素晴らしい人格者だ。
by
はくまめ
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