3.0
イジメの報復の設定が斬新でユニーク
この話は、主役の高校生の黒瀬が、イジメに遭い、校舎の屋上から落とされて、落下した先にいた評判の良い教師の白鳥に激突して、その衝撃とともに、二人の魂が入れ替わってしまい、その入れ替わりを絶好のチャンスとして、黒瀬が白鳥先生の身体と立場を利用して、いじめていた連中に復讐していく、というものだ。
魂の入れ替わり、という突拍子もない設定でイジメの報復を断行していくのが、意表をついていて、とても斬新だと思う。
ところで、作者は、随所随所で笑わせてくれる。黒瀬の手作りのウサギ🐰のフェルト人形、新島さんの天然、ネネ先生のポンコツぶり、スパァン(おそらく作者の悪ノリ?)…など。 少々お下品 なのはご愛嬌?
ところで、無実の黒瀬の父親を自殺にまで追い込んだことや、無垢なウサギなどの動物を惨殺したことは特に胸糞で卑怯で残忍な行動だと心から思った。
また、人望厚い白鳥先生が、実は、心にドス黒い闇を抱える冷酷なサイコパスだった、という真実も、斬新で上手い設定だと思った。
まだ途中までしか読んでいないので、続きが楽しみだ。
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