5.0
大好きなお話です。
山奥で育ての親の『老人』と暮らしていた青年『足弱』。老人の死後、養父の言いつけ通り一人で山で暮らしていたが、麓に住むの知人の勧めにより、王都にむかうことになる。
王都では、幼い頃に行方不明になった王族であり、現王レシェイヌの兄を探すため、年格好の似た者を王国全土から呼び寄せていた。
気軽な王都見学のつもりだった足弱は、実は王兄ラフォスエヌだった。
現人神のような異能を持つ王族は血族しか愛さない。
異母弟である王レシェイヌから求愛され、戸惑い拒絶する足弱。
王族としての足弱を取り戻すべく、レシェイヌと王族に使える一族『灰色狼』が奮闘し、少しずつ受け入れていく足弱が微笑ましいです。
設定もしっかりしていますし、登場人物も魅力的です。
近親相○が大丈夫な人にはぜひ読んでいただきたい。
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