5.0
王道な甘くて切ない恋を、サクッと読める。
作者さんは、『この恋は手に余る』『いつかの恋と夏の果て』などの篠崎マイ先生です。
個人的に、篠崎マイ先生の作品の特徴は、ただのラブストーリーではなく、大好きなのにスゴく切ない、苦しい、胸が痛いーって感情も、しっかりあるところだと思うんですが…。
今回の作品は10話+番外編、ということで、サクッと読めると思います。
絵はいつものように、キレイで優しい絵でした。
体から始まった関係なので、エロもしっかりあります。細めだけれど、しっかり筋肉質で、キレイな体…美しいですー!
ずっと言えない片思いをしていた陽介先輩の結婚式の後、涼(受け。表紙左)を誘ってきたのは、先輩と声のよく似た隼人(攻め。表紙右)だった…。
勘のいい方なら、ははーん、と思われるでしょうが、その通り(笑)。
でも、隼人は自分がついた嘘によって、雁字絡めになって苦しみ、嘘がバレた時に涼も深く傷つき。
王道の展開とストーリーだと思いますが、篠崎先生が描くと、もう切なくて、胸が痛くて。
なので、ハッピーエンドの後の番外編は、しっかり楽しめて、いい結末で、よかったー。
星は4寄りの5で。
2人の方が「参考になった」と投票しています