みんなのレビューと感想「まんがグリム童話 鬼子母神」（ネタバレ非表示）

好きな人は好きな話。

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「鬼子母神」　「斧殺じん　リジー・ボーデン」　「人柱伝説」　「最後の授業」　の全4部からなる短編集。
ラスト　「最後の授業」　以外は、陰惨なドロドロ系の話である。
ドロドロ系ではあるが、「ざまぁ」　すなわち爽快感のある復讐を期待する人にはオススメしない。その要素ほとんど無いから。

しかし、ファンタジーな救済や復讐でスッキリ、といった要素に疑問を感じる、リアル系のどろどろ好きは楽しんで読めるのではないだろうか。


「鬼子母神」　悪人にも三分の理。親から愛されず育った子がこうなる可能性はあると思わせる点がリアル。
しかしいくら反省してても、その程度じゃ贖罪にはならぬのでは。スッキリ度ゼロのパッとしないラストである。


「斧殺じん　リジー・ボーデン」　マザー・グースの歌にもなっている実話から採った話。やはり悪人にも三分の理。個人的にはこれはしゃーねーわ（父親は）　と思うけど、継母はとばっちりでお気の毒。
当時の陪審員制裁判などにも触れられていて、興味深い内容ではある。


「人柱伝説」　人の愚かさと嫉妬の怖さを描き、ひたすら胸くそな話だが、ラストはハッピーエンド。個人的には性犯罪は大嫌いなので、あの村潰れろと思う案件。


「最後の授業」　有名な小説より採話。良い話に仕上がってはいるが、個人的には元の小説の方が好き。


物凄い名作ではないが、つい読み耽ってしまう小話の詰め合わせ、という点では　「漫画グリム童話」　シリーズらしい作品。好きな人はたぶん好き。

好きな漫画家

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元々、絵が好きな漫画家さん。
金瓶梅を面白く読める人なら、大丈夫かなと思います。

子供を喰らう、鬼子母神は仏教で有名な話で若干うーんと感じる所はありますが何より絵が綺麗。
漫画として読めば良いと思います。

他の話も、ほぼ良いですが終わり方がもう少しスッキリしない話もありますね。

でも、私は、この漫画家さんのファンなので☆４です。

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漫画グリムが結構好きでめっちゃ読んでます！内容は結構グロテスクな部分もありますが、親の愛を知らないで育ったら自分が親になったときにどう接して良いのかというのはやはりわからないと思いました。
漫画だとグロテスクですが、ここまでにならないとしても気持ちの部分ではなんだか共感できました。

知ってるようで知らない話

竹崎真実先生の描くグリム童話はリアルで少し怖いシーンも多いけど、読み応えがあります。

鬼子母神は、入谷や雑司ヶ谷のお寺でその由来をさらっと読んだことがありましたが、童話を読んだことがなかったので、今回改めて読んで勉強になりました。

グロさとあたたかさ

こちらの作者様の作品が好きで読み漁っています。
実話や小説を模して描かれている作品なのだとか?!
今とは全く違う常識なのでしょうが、現代にも通じる心模様が見られ、やはり読み耽ってしまう作品です。

この女性が？

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巣から落ちたヒナの命を助けるのではなく、生き血を吸うなんて、そんな女性が子供の守り神に？およそ人間の心を持っているとは思えないのですが、この先がすごく気になります。

神話ですが、昔の人間はつくづく残酷だなと感じます。現在はほとんどの国が法で整備され、倫理観を養う教育が行われているため、行動基準が上がったのでしょうが、ある意味人間の本質が垣間見える気がします。

ほんとうのお話しとはちがいます

鬼子母神など、有名な伝説をもとにしたお話しですが、伝説として残っている話しとは少々違い、少し読み違えた感じがしました。鬼子母神の話として読むのではない、べつの読み方ならいいのではないでしょうか。

鬼子母神の娘時代

たくさんの子どもを持つ母でありながら、赤子を喰らう鬼だった鬼子母神。お釈迦様に諭されて子どもの守り神になったことは知っていても、その生まれや育ちは知らないよね～

いきちを

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美人に生まれたくさんの男性に球根されるが人として心が欠けている主人公。
無料だけ読みましたが、巣から落ちてきたひなをころしていきちを飲んでいたが怖いとかよりも病気になりそうと思った。