1.0
理不尽さに
高評価の中申し訳ないのですが、率直に、私には合わなかったです。
理不尽さが引っかかって…。
無理やりから始まり、受けの都合関係なく呼び出して好き放題ヤリまくる。
受けも最初は人助けと思って受け入れた様だけど、そんな善意につけ込んでその後も人の都合お構い無しで好き勝手する攻めに嫌悪感が…。
受けは脅されてるのに、のほほんとしていておそらくそんなに心に傷も負ってない様子なので物語自体重くなってはいないです。
攻めの周りの人たちは、攻めの好き放題する様子を当たり前の様な感じでいたり、「綺史にならされたーい」みたいな女の子がたくさんいたりして、咎める人も否定する人も誰もいないです(意図はどちらとも取れるけど出会いのきっかけになった、薬を盛った人以外は)。
SとかMとかじゃなく、人としてどうなんだって疑問が常にまとわりついて、読んでてずっとモヤモヤイライラしてしまいました。
そんな中、最後まで読んだ理由は、攻めが受けにだんだん惹かれていくのも読み取れたので、受けに対してしてしまった仕打ちや過ちを反省して、葛藤したり不安になったり出来れば少しあたふたする描写もありつつ、最後は受けに謝罪するなりしてやってしまった事のけじめをつけて欲しかったからです。だいぶ希望が入っちゃってますが。何かしら、受けにした仕打ちを挽回する何かが欲しかったです。
しかし最終話まで読んでもそういう描写などは一切ないです。
攻めに人間的成長はほとんどなく、好きな子が出来てその子に少し優しくなれたくらいです。倫理観に変化はありません。
そんな攻めを受けは好きだと言うんだからお似合いなのかもしれないけど、全然理解出来ず。
ひたすらモヤモヤイライラしたまま読み終わりました。
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