5.0
ピアノの音が聞こえてきそうな美しい物語。
一度はピアノをあきらめかけた奏と、ある事情でピアノをあきらめざるを得なかった戈木の、運命的な出会いと恋のお話。
音楽を背景に描かれた、落ち着いたラブストーリーでした。束原先生の描く、時にコミカルで躍動感のある若者がとても好きなのですが、オトナなお話も素敵だなと思いました。二人の過去が交差するくだり、しびれます!
エロ描写は多くないので、ストーリー重視の方におすすめです。
それにしても、漫画に音声がないことをこれほど残念に思ったのは初めて。二人の奏でるピアノが聴きたい!!
なお、12話の途中までがブルーノート本編、12話の途中から15話までは全く別の短編「初恋リフレイン」、16話はブルーノートの後日談です。
16話必読です!読み忘れにご注意を。
短編「初恋リフレイン」は、秘書として就職した先の社長が、学生時代の初恋の先輩で・・・というストーリー。タイトルがちょっと昭和臭ですが、先輩がハイスペックなスパダリ(っていうんですね。初めて知った!)で、こちらも素敵なお話でした。
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