5.0
途中辛かった〜
高校のとき、怖い人だと思っていたのに、ケガをした自分に優しくしてくれた史郎を好きになって思い続けてるれんげ。イメチェンして大学で史郎に近づきます。
史郎はチャラくて男女問わず寝るうえ、いつも違う複数の相手と一緒にいる。それでも側にいたくて、都合のいい相手でもいいからと思い切って告白し、付き合い始めます。何でも言いなりのれんげと遊び慣れた史郎。はじめはれんげをおもちゃのようにしか思っていないような素振りの史郎でしたが、れんげの一途さにだんだん絆されていきます。
でも、史郎がれんげを構うほど、れんげはよくわからなくなってしまい、史郎への独占欲から目を逸らすことに必死になっていく。自分は都合がいいだけの存在で側にいられるんだから、自分だけを見てほしいなんて思っちゃいけないと、どんどん史郎と距離を置いていく。そしてついに耐えきれなくなり別れを切り出してしまう。
序盤、どう見ても史郎がれんげをおもちゃにしかおもってないように思えるのと、途中、史郎の友達がれんげを貸してとか複数プレイしようとか誘ってきたときも史郎はヘラヘラしてるわれんげはいいよとか言うわ、辛すぎたよ。
好きだから嫌われたくなくて自分の気持ちは押し殺して何にでも応じようとしたり、自分に自信がないときってこんな感じだよなって本当に辛くて、れんげの気持ちなのに何か読んでるこっちが泣いちゃって…
でも、既にれんげを好きになってしまった史郎がれんげを失いたくなくて頑張る!史郎、まともな人間でよかった…史郎も本気で誰かを好きになったことなかったのかも。れんげ、報われてよかったね!
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