5.0
攻めの執着愛だけど重くない
他の方もレビューで書かれている様に、博臣の奏多への10年以上にも亘る想いが、一途でいじらし過ぎる。
高校時代に博臣をきつく振ってしまった奏多。
友情を育んでいけたらいいなと思っていた同性にいきなりキスされたらそりゃ誰だって驚くよね。
それから関わりがなかった2人だけど、便利屋を生業とすると奏多が受けたブライダル会社の仕事で偶然に再会。
この偶然は神様からの博臣への最高のプレゼントだったんだろうな。
逃すまじと早速奏多に専属契約を持ち込んで、かわいいエプロンを着せて家事をさせたり、膝枕で耳かきをさせたり。
でも身体の関係なんて求めない(あわよくばキスで朝起こす云々の条項は作ろうとしてたけどね)。
奏多が忘れているような些細な出来事の数々を大事にしていて、秘密のオシゴトに想いの丈をぶつけている博臣は見かけによらずかなり乙女チック。
いつもなら主人公目線でハッピーエンドを喜ぶのだけど、今回は博臣本当に良かったねーと言ってあげたい。
サマミヤアカザ先生の雰囲気のあるイラストも◎。
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