5.0
ゾクゾクします
タイトルでは全く予測不能な展開でした。
妹が姉の行方を探し姉夫婦の過去も追及していく理由は梅毒に侵された姉を見たから。
末期症状で脳もやられてる姉。
自分勝手な理由で治療させず、軟禁していた姉の夫と父親が最低すぎる。
夫は十年前の一度きりの不適切な関係で梅毒に罹患し、それを主人公の姉である妻にうつします。
心も病んでいく妻、遺していくには不憫だとか色々言い訳にしか聞こえない。
妹じゃなくても腹が立ちます。
ミステリーと性感染症への啓発という点でも読み応えある作品でした。
梅毒って吉原遊郭の時代の話しくらいに思ってたけど、違うんですね。
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