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悪魔の子、泣きました
男の子ふたりを育てています。
男の子はやはり活発で、髪の毛は引っ張られるわ、タックルされよろけてそこらじゅうアザはできるわ、体を使って遊ばないと夜寝ないので、まぁ毎日育児という名の戦いです。
幼稚園のプレに行った時のこと、長男がイヤイヤ期真っ只中で、次男は歩き始めチョロチョロする時期でした。
他の子どもたちは席に座りお利口に先生のお話を聞き工作するのに、我が子は話しはおろかひたすら走り回っていました。
チョロチョロする次男と走り回る長男を追いかけまわすだけでプレが終わってしまい、幼稚園のお試しどころではありませんでした。
帰りの車中、私は長男にきつく叱ってしまいました。
急ブレーキをかけ、何度も怒鳴り付けました。
あの時のことは、本当に酷いことをしたと思います。
子どもの寝顔を見ながら泣きました。
どうしてもっと優しくできなかったんだろう、優しい笑顔のお母さんでいたいのにと。
今はあんなに怒鳴り付けることはしなくなりました。
病気や障害がなくても、子どもの成長時期や自分の体調によって、モヤモヤしてしまう時期が必ずあるはずです。
そんな気持ちを描いたお話です。
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